日記

四万十川流域一の美しさ
2018.05.12

愛媛県と高知県の県境宿毛市(すくもし)は、グレートトラバースの応援団をしてくれた間寛平さんの故郷でもある。今日は愛媛県宇和島市から高知県宿毛市を越えて四万十の川の駅まで移動日となる。

再び四万十川をパックラフトで下るために、江川崎の川の駅に戻るのだが、出発地の御槙地区からは大きな山と谷が行く手を遮るために、一筋縄では行かない。道で行くと最短距離でも峠越えありの48キロだが、峠のトンネルが通行止めのために、次のルートは60キロにもなってしまう。
ということで考えたのは、古道を使っての山越えだった。ただし地図には道があっても実際にはない可能性もあるので、藪こぎをする場合も考えられた。

そうして古道へ向かってみるも…道はあるが藪がひどかったために、稜線まで最短距離で急斜面を直登することにした。
その頑張りあって、1日の移動距離は40キロほどとなり、四万十川流域一きれいな川、黒尊川(くろそんがわ)を満喫しながら、本流との合流地点、口屋内(くちやない)まで歩くことが出来た。黒尊川の透明度や淵の深い青に感動した。

もちろん忘れず水温チェックもした。思った通りの背筋がピリッとするような温度だったが、汗だくで山を越えてきた身体にとってはいいクールダウンになった。黒尊川の河口となる口屋内では、本流との透明度の差に驚いたが、久しぶりの四万十川の大きさと戻ってきた喜びに包まれた。

西日に後押しされるように、川の駅を目指した。四万十川を道から眺めるのは新鮮だった。
明日は、今日の天気が嘘のように1日雨となるが、頑張って漕ぎ出そう。

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