日記

天塩川ダウンリバー3日目
2021.07.24

3日目は美深町(びふかちょう)から音威子府村(おといねっぷむら)までの25キロ。距離は2日目よりも10キロ短いが、暑さをしのぐために、8時30分に出発した。
天塩川リバーマップには、随所に名のつく「テッシ」「瀬」が示されている。
3日目になり、疲労の蓄積はあるが、それよりも、身体がパドリングの感覚やパワーを大分取り戻しつつあった。それにより、落ち着きと自信も戻ってきた。

2日目の六郷テッシと同等規模、もしくはそれ以上のテッシを期待しながら、最初の1時間は持てる力いっぱいに漕ぎ進んだ。
昨日までの平均速度は5キロだったが、この日は最初の1時間で7キロまで上げることができた。
川の状況に大きな変化はない。流れが全体的に、昨日までよりも少しある感じだ。
大きな要因は、長い時間しっかり集中して漕ぎ続けられるようになってきたことだ。
今回の天塩川ダウンリバーには別の目的もあった、それは利尻水道シーカヤック横断のためのパドリング力強化だ。これまで、いくつもの海峡を渡ってきたが、毎回トレーニング無しの当日本番で渡ってきた。そのため、終盤でのペースダウンや風が強い時のパワー不足が目立っていた。
さらに、利尻水道には7年前の苦い経験がある。最後の最後で大きな関所。ここを乗り越えなければ、最後の1座に決して手は届かない。
ただ、ダラダラ天塩川を流れるだけでは、利尻水道にはつながらないのだ。
天塩川を楽しみつつ、次に備える時間でもあった。

距離が短かったこともあるが、緩急をつけながら、3日目は下ることができた。
途中には、ザリガニや支流の流れ込みに群がるたくさんの大きな魚に魅了されながら、北海道で一番小さな村であり、難読村名の音威子府村に5時間で到着した。

実は音威子府村とはとてもゆかりがあり、冬はクロスカントリースキーの大会が開催され、たくさんの選手がこの村に集まるのだ。
高校時代から、毎冬約2週間合宿や大会でお世話になってきた場所だ。
さらに、弟の母校がここ音威子府村にあることも、つながりをより大きくしていた。

※事務局注)ザリガニは撮影後にリリースしております。また、一時的な捕獲、リリースという行為と写真の掲載につきまして、環境省および環境生活部環境局自然環境課、北海道地方環境事務所野生生物課のご担当者様より問題ないことを確認済です。

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