日記

然別湖
2021.06.13

2015年6月、前日のニペソツ山登山の疲れが色濃い中、雨に打たれながら、幌鹿峠(ほろしかとうげ)へと続く道を歩いていた。その時は、峠の先からは濃霧となり、然別湖(しかりべつこ)は全く見えなかった。
大きくはないが、北海道で一番標高の高い自然湖。これまたなかなか読めない湖名でもある。

ニペソツ山を登り、残りは8座。
次は十勝連峰大雪山系の縦走。縦走中に5座を数えることとなる。
登山口は実家からほど近い原始ヶ原となるため、狩勝峠(かりかちとうげ)を越えて2か月半ぶりに帰郷することとなる。

ぬかびら源泉郷から然別湖を越え、鹿追町(しかおいちょう)、新得町(しんとくちょう)、狩勝峠を越え、南富良野町へと3日で歩き、4日目に富良野市に戻る予定となる。

1日目、然別湖湖畔の宿までの22キロ。距離は短いが標高1080mの幌鹿峠まで峠越えがある。その先は、大雪山国立公園の南端となる原生林の中を然別湖へと下りていく。
晴天の日曜日ということもあり、細い峠道をたくさんのツーリングを楽しむバイクが走っていく。
14時前に然別湖畔へ到着。チェックインまで時間があったので、初めて湖畔から然別湖を眺めた。火山活動の影響により川がせき止められてできたのだが、山間に突如、湖が現れれば、小さくとも心が奪われることだろう。自分もその一人だ。
他にも湖を眺める人たちの姿があり、皆同じように何かを感じているようだった。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです