日記

雨のち晴れ
2021.05.28

昨日、道東3座の1つ目を、晴天の中登頂。次なる山、斜里岳(しゃりだけ)を目指し、オホーツク海岸線を歩く。
7年ぶりの景色、道中にはオシンコシンの滝や三段の滝など名勝があり、当時の心境がよみがえった。
しかし、今回はまだまだゴールは遠い。7年前はオホーツク海岸線を稚内方面へと一気に北上したが、今回は前回とは逆のルートをたどりながら、再び内陸部へと歩を進める。
次に海を見るときが、ゴールまであと一歩となる日となる。

お昼過ぎまで、シトシト降る雨の中を歩いた。1ヶ月ぶりの登山となった羅臼岳(らうすだけ)の疲労は強く。身体の随所に筋肉痛が残った。
斜里岳までは中2日で届く距離ではあるが、週間天気予報には雨マークが並んでいた。羅臼岳のように麓で数日の停滞が必要となりそうだ。

午後になると雨はあがり、青空が広かった。晴れる雲の中から、天に鋭く伸びる斜里岳の山頂部が見えていた。
国道沿いの「天に続く道」と書かれた真新しい看板に目が止まった。それを見て、ツーリングマップルに載っていたこの辺りの名所の一つだったことを思い出す。事前に確認し、晴れたら立ち寄ろうと予定していた場所だった。

予定ルートを外れ、海別岳(うなべつだけ)の裾野の丘陵を上った。少しずつ眼下に斜里平野の広大な農地が広かった。そして、その中を真っ直ぐな道が遥か彼方へと延びていた。
リサーチした写真よりも、やはり自分の目で直接見る方が感動は大きい。なんと、その距離は28.1㎞!隣の小清水町(こしみずちょう)まで一直線だ。噂では、日本で2番目に長い直線道路とも聞く。
ただ、真っ直ぐと延びる道。景色の変化は緩やかだが、何もないわけではない。ここにしかないものが間違えなくあった。
その道を3分の1ほどを走り、斜里町内の宿へと到着、1日を終えた。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです