日記

釧路湿原を離れて
2021.05.15

キャンプ場の朝は早い。薄暗い時間から姿の見えないタンチョウらしき鳴き声が聞こえてくる。名残惜しくも今日には釧路湿原ともさよならだ。
浦河町(うらかわちょう)を出発し、今日までに、3ヶ所のキャンプ場を利用してきた。ここ達古武(たっこぶ)湖畔のキャンプ場もとてもいい場所だった。

一山越えて、塘路(とうろ)湖畔を歩いていると釧路湿原を遠望できるという展望台の存在を知った。ちょっと寄り道となるが、1キロほど登ったサルルン展望台を目指した。
立ち寄って大正解。昨日ほどの晴天ではなかったが、昨日は見えなかった釧路湿原の一端が一望できた。

展望台をあとにし、シラルトロ沼沿いを歩き、標茶町(しべちゃちょう)への峠を越えた。次に釧路湿原を見るのは、摩周湖の展望台からになるだろうか。
そのあとは、釧路湿原と深く関わるモール温泉(黒湯)へ。遠回りしてでも、訪れて良かったと、じんわりと心も温めた。

この旅では幾度となく百名山、二百名山では歩かなかった町や自然を見てきた。その度に、「日本にはまだまだ知らないことがたくさんある」と気付き、感動することができていると、改めて思った。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです