日記

420㎞先の山へ
2021.05.04

心身の回復は完全ではないが、日高山脈下山後、4日間の休養を経て、前進する事を決めた。
日高山脈からの下山を東側の十勝地方ではなく、西側の日高としたため、290座目羅臼岳(らうすだけ)までの移動距離が300㎞から420㎞に増えてしまった。
しかし、増えたことには後悔はない。それよりもまだ、続いているように感じてならない日高山脈縦走の名残。それから、少しでも早く次の山へ向けて気持ちよく歩を進めたい思いが強くなっている。

「重くのし掛かってきた日高山脈のプレッシャー」

それが終わった後もなぜか残り続けているようだ。
前進し、早く逃れたいという思いが、完全な回復を待たずに出発する決断に至った。
羅臼町までは約3週間。初日は様似町(さまにちょう)までの22㎞の前進にとどめた。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです