日記

里山を初めて下りる
2020.12.10

帰郷から早いもので20日が過ぎた。日々、何かと忙しく過ごし、1日が終わるのを早く感じる。
今日は、事前に予約していた歯科医院へ行くために、山麓の集落麓郷(ろくごう)から富良野市中心部へと下る。帰郷してから初めて山を下ることになる。
車を使えば半日で終わることだが、移動がすべて歩きとなると話は違う。医院まで片道約16キロ。往復となると32キロの道のりだ。さらに道路は雪上、1日の日が短いため、日帰りは困難となる。診察時間が15時30分だったこともあり、富良野市内で1泊することにした。久しぶりのホテルに宿泊だ。
富良野市内から走って帰った経験は何度もあるが、1泊2日で実家と市内を往復するのは初めてだ。荷をまとめ、ちょっと旅行気分でワクワクしながら、市中心部へと走り出した。

運よくこの日の日中は暖かく、走りやすかった。おかげで、予想よりも早く、1時間半で目的地に到着することができた。しかし、これからますます冬が本格化すると、積雪量や寒さで、次回以降はこんなにもスムーズに下れないと覚悟はした。
市内を散策するのも3年ぶり(2017年12月以来)、新型コロナウイルスの影響もあり、駅前は影を落としているように感じた。間違えなく活気はない。
最近は第二、第三のニセコとなりつつある富良野市、冬になると海外からのスキー客でにぎわいを取り戻していると言うが、それも今年は皆無だ。

実は、津軽海峡横断前に10年ぶりに顎関節症を再発させてしまい、1ヶ月半以上顎が痛い状況が続いていた。そのためマウスピースを作り直す必要があり、今回わざわざ市内まで下りてきたのだ。最低でも、今日を合わせて二度、市内へ下りてこなくてはならない。
いざ診察が始まると、なんと放っておいたいた上顎の親不知2本が伸びてしまい、奥歯と段差ができてしまっていることが分かった。さらに、マウスピースは親不知を抜いたほうが効果あるという。そのため、このままさらに放置するとかみ合わせに影響することになるとの診断を受けた。
少し悩んだが(理由は下りてくる回数が増えるため)次回は親不知を2本とも抜くことにした(ちなみに先生からは2回に分けて一本ずつ抜くことを勧められた)。
ということで、1週間後に抜歯の予約をした。来週は、きっと麻酔と抜歯の痛みで美味しい夕食をいただくことはできなそうだ。

夕食は3年ぶりに老舗のカレー屋さん「唯我独尊」へ。ルーのお替りの際は「ルールルル♪」を忘れずに。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです