日記

冷たい雨の中
2020.11.19

札幌市を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が再燃する最中、ここ旭川でも新たなクラスターが発生していた。高校時代の友人知人や先生との再会も楽しみにしていたが、今回は見送るしかなかった。
冷たい雨が降り止まぬ旭川市の街並みを背に走り出した。懐かしい街並みは1時間ほどで遠くに。

旭川市の郊外は美瑛町へと続く丘陵地。田畑の中を一直線の道がアップダウンを繰り返しながら延びていく。雨は強いまま、しかし、気温は思いのほか高く、レインウエアの中は汗で蒸していた。止まれば一気に汗が冷えるため、美瑛町に入るまではもくもくと走り続けた。

頑張った甲斐もあり、昼過ぎには美瑛駅前に到着した。今日の宿までは、残り7キロほど。道の駅のトイレにて大量の汗で濡れた服を着替えて、昼食をのんびりと取った。
観光案内所の休憩室で、1時間ほど暖を取り、午後2時30分過ぎに宿へと歩き出した。
この時期でも観光客でにぎわうはずの駅前に人影はなく、停車中のタクシーが寂しげに見える。
丘の町美瑛らしい景色が一望できる丘の上のペンションへ雨の中到着。外はすっかり真っ暗だ。日一日と日没の時間が早くなる。明日はとうとう?いよいよ?実家へ帰郷する。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです