日記

オロロンラインを行く
2020.10.29

昨日はお世話になった、北海道バックカントリーガイズのロッジより、再び毛無山峠を越えて、小樽市へと戻った。
学生時代以来となる小樽市駅前まで来てみて、あまりの変わり様にびっくりした。
これも海外からの観光客増加により、駅前再開発が進んだのだなと、歩きながら感じていた。小中高大学と、毎年スキー大会で来ていたあの頃の混みこみっとした街並みはなくなっていた。

駅前通りから小樽運河や石狩湾までが見通せ、歩道も広く歩きやすくもなっていた。
アーケード街や長崎屋など、当時の名残も少し感じながら運河を歩き、それほど長居せずに小樽市を後にした。

今日から石狩湾に沿って、ぐるりとオロロンラインを増毛町まで北上する。予定では4日間の計画だ。オロロンラインとは、広くは小樽市から稚内市までの日本海側をつなぐ国道や道道のことで、距離は360キロほど。しかし、正式には石狩川河口を起点に主に国道232号線と道道106号線を稚内まで結ぶ290キロを言うそうだ。
無事に増毛町まで歩き切れば、2百名山の時と合わせて、ほぼ全てを歩き結んだことになる。

1日目は小樽市から石狩市の郊外にある宿までの、32キロだ。天気予報では雨に降られる時間もありそうだが、昼食などでうまくかわせたらと思って走った。
狙った通りに、銭函(ぜにばこ)駅前のお洒落なカフェで休憩中にざっと降る雨をかわせた。その後はホテルまで一度も降られずにたどり着くことができた。

今日はまだ日本海の海岸線を感じずに、石狩湾を三分の一ほど歩いて終えた。
明日は全国で3番目、北海道では一番長い石狩川を渡り、本格的なオロロンラインが始まる。そして、海岸線を北上していく。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです