日記

秋晴れと秋鮭
2020.10.02

昨日は曇り空、午後から雨と少し肌寒さもあったが、今日は一転して、朝から汗ばむ陽気となった。
秋晴れの津軽海峡と対岸の青森県を右手に眺めながら、北斗市を目指し歩いた。

海へと流れ込む川の河口には、海へと旅立ち、3~4年ぶりに産卵のためにふるさとに帰ってきた鮭たちの姿を、橋の上から確認した。
小学生の時だっただろうか。鮭が川で孵化し、稚魚となり、その後海へと出て、3年後に再び生まれ故郷へと帰って来て新たな命を残すため、体がボロボロになりながらも川を遡上していく姿に、ただただ「スゴいな~」と感動したことがある。
この広い海へ出て、目印があるわけでもないのに、数ある川の中から自分たちが生まれた川を見つけ出すことの不思議と凄さへの感動は、今もつきない。きっと、大海原へと旅立ち、3年後に生まれ故郷へとたどり着ける鮭はわずかな数なのだろう。
約3年ぶりに故郷へと津軽海峡を渡り、たどり着いた自分と少し重なる部分もあるのだろうか、川を遡上する姿に、改めて感動した。

今日は2015年に運行終了となった寝台特急北斗星も見学。
宿につく頃には、遠く霞んでいた函館の町や函館山が随分とはっきり見えていた。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです