日記

今日から10月、東北を振り返って
2020.10.01

今日から10月がスタート。昨年は第二の故郷、群馬県みなかみ町にて迎えた。遠い昔のようにも感じる。
今日の行程は道内最古の知内温泉(しりうちおんせん)から北島三郎さんの出身地知内町を通過し、北海道新幹線最初の駅がある木古内(きこない)へと進む。
知内町内で道内最古の雷公神社(らいこうじんじゃ)にて参拝し、昼食は郷土のコンビニ「セイコーマート」のカツ丼を食べた。

コロナウイルスにより大きくスケジュールが変わってしまったが、これは不可抗力なことだったこともあり、遅れは仕方なかった。今は元気に歩き続け、無事に津軽海峡を横断できたことで十分だ。
2020年7月17日の再スタートから約2ヶ月半をかけて、無事に北海道へとたどり着いた。忘れないうちに、東北北部の山々を振り返っておくことにする。

[ 260座目 神室山 ]
鳥海山登頂から3ヶ月。季節はすっかり夏山に。久しぶりの登山に緊張感高く、役内集落にて5年ぶりにみなさんと再会。なんと5年前と同じ日の登頂だった。

[ 261座目 栗駒山 ]
長引く梅雨に翻弄されながらも、なんとか納得の登山が出来た。縦走コースからの湿原と雲海が見事だった。

[ 262座目 焼石岳 ]
この三度目の旅を始めるきっかけとなった山の一つ。5年前の記憶は終始雨と濃霧。真っ白な世界に山頂の標識がポツンとあった。しかし、今回は梅雨明けを告げるような夏の雲と空と、無数に広がる色とりどりの高山植物たち。何度となく足を止めてしまった。ハクサンイチゲの群落は最高です。

[ 263座目 五葉山 ]
今年の山の日はここ!
1年目は御在所岳、2年目は塩見岳、そして3年目は初の五葉山。登りやすく変化があり、テラスのような山頂部は爽やかな風と展望。9合目の水は夏場でも冷たく枯れない。この水で登頂の祝杯もいいだろう。

[ 264座目 早池峰山 ]
この山の固有種ナンブトラノオ、ナンブトウウチソウ、ハヤチネウスユキソウを探して。山頂はお盆休みで賑わうが、鶏頭山への縦走路は静かで、中岳までは気持ちいい。しかし、その先は想像以上に険しく下山までに体力の全てを出し切った感じとなった。

[ 265座目 岩手山 ]
6年ぶり、前回は風雨に見舞われながらの登頂。今回は今年一番といわれた好天に恵まれての登頂。薪を八合目まで運ぶ元気もあり、終始上機嫌の1日となった。

[ 266座目 姫神山 ]
前日の疲れと午前中からの猛暑で夏バテ気味に。かつての修験道から山頂を目指した。たくさんの登山者からの応援を力に次の山へ。

[ 267座目 八幡平 ]
3度目の八幡平も好天。でも、毎回新たな発見と感動がある。源太森からの展望が八幡平で一番のお気に入りとなる。さらに明朝の日の出は、八幡沼に写り込む世界が素晴らしかった。

[ 268座目 乳頭山 ]
裏岩手縦走路を越えてのハードな1日。5年前は全く分からなかった山頂の全容を今回初めて見ることが出来た。その姿になるほど乳頭だ。

[ 269座目 秋田駒ヶ岳 ]
今年一番の暑さとなった1日。八幡平から4日連日の縦走登山に最終日は出発から我慢の登山となった。この山も三百名山の旅を始めるきっかけとなった一つ。
阿弥陀池周辺はたくさんの登山者で賑わっていた。いろんなルート取りができ、それぞれの角度から景色を楽しむことが出来る。男女岳が最高峰だが、麓から見れば男岳の存在感が大きいのかがよく分かる。

[ 270座目 和賀岳 ]
東北北部で最難関となる山。前回と同様に緊張感は下山完了まで高かった。山頂は5年前のデジャヴとなったが、薬師岳からの縦走路は展望があり、その優しい稜線にホッと出来る場面もあった。

[ 271座目 太平山 ]
久しぶりの初登頂。改めて山の難しさや険しさは標高ではないことを全力で体感することとなった。山頂にて、冷たい風に秋の到来を少しずつ感じた。

[ 272座目 森吉山 ]
秋田県最後の山。今回も好天に恵まれ、山頂に2時間以上も滞在、心地よく贅沢な時間だった。名残惜しく下山した感じだった。この山はやっぱり好きだ。

[ 273座目 白神岳 ]
青森県一座目は静かな朝に登頂。しかし、十二湖コースは笹藪激しく、全身全霊での縦走下山となった。青池は群青色で神秘的。

[ 274座目 岩木山 ]
落雷から6年。前回と同じような雲行きに不安が募るが、1年で1番この山が賑わうお山参詣の特別な日に登らせてもらえ、たくさんの登拝者に支えられた1日だった。

[ 275座目八甲田山 ]
東北、本州最後の山は1日かけてゆっくりと一歩一歩大切に登る。ここまでの道のりを噛みしめるように。最後の山らしく、すっきりと晴れ晴れと頂に立たせてもらえた。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです