日記

3度目でも新発見
2020.08.23

八幡平(はちまんたい)温泉からこの日はスタート。267座目の八幡平を目指しアスピーテラインを上った。
週末だったこともあり、朝からたくさん車やバイクが上って行く。さらにはロードバイクも。ひとりのロードバイカーに話を聞くと、来週、アスピーテラインでヒルクライムレースが開催されるため、下見で走りに来たそうだ。颯爽と上っていくロードバイクに何台も抜かされながら、黙々と歩き、じりじりと標高を稼いだ。

出発から4時間。黒谷地湿原(くろやちしつげん)登山口に到着した。
朝、雲に包まれていた八幡平は、すっきりと青空が広がり、気持ちよく歩かせてもらえそうなコンディションとなっていた。明日の日の出を八幡平からみる予定もあったため、今日の天気によっては、登頂はしないとも考えていたが、登山者も少なく静かで気持ちのいい八幡平をゆっくり歩いてみることに切り替えた。

熊の泉でのどをしっかり潤し、まず向かったのは、八幡平が見渡せる源太森(げんたもり)。2百名山の時はすぐ下を通過しただけだったため、ここからの展望は初めてだ。
これまでとは違う八幡平の眺めに、早速感動。八幡平で一番いい展望ポイントといっても過言ではない。

そこから、八幡沼の畔を抜けて、5年ぶり三度目の八幡平に登頂した。山頂手前では、たくさんの登山者が登頂の瞬間を見守りに集まっていた。皆さんからたくさんの拍手をいただき、初登頂の百名山の時を思い出した。
しっかりとした展望用の櫓(やぐら)に上がり、オオシラビソの森から平坦な山頂部を見渡した。どこまでも平坦、これぞ八幡平だ。

下山後は、百名山の時に友人が露天風呂に入りながら、「よーき頑張れ」と応援してくれた、東北で一番高所にある藤七温泉(とうしちおんせん)へと向かった。いつかはここであの時の友人たちのように露天風呂で泥パックをしたいと思っていたことを、ようやく実現することが出来た。

明日の八幡平からの日の出を見るために、早く床についた。ところが、目を閉じるとひりひりして目を閉じていられない。涙があふれて充血。原因は泥パックをしすぎたために、目に酸性の泥が入ってしまったためだった。何度も何度も目を洗浄し、ようやく痛みがなくなったの頃には11時を過ぎていた。明日朝4時前にはたして起きれるだろうか…。

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