日記

行くか行くまいか
2020.08.07

3時40分起床。まだ外は真っ暗だ。慣れない時間に起きるため、頭がなかなかシャキッとしない。シャワーを浴びて、歯を磨き、少しずつ水から順にお腹に食べ物を入れていく。
こんな調子だから、出発予定の4時はあっという間に過ぎ、結局、30分以上遅れてしまった。

そもそも、なぜこんな朝が早いかというと。宿から14キロ山を登った先にある五葉山に登るためだ。
さらに、前線の接近に伴って、天気が午前中しか持たないことも理由の一つ。出発する頃には、すっかり明るくなっていたが、雲はきわめて低く。とてもこれから晴れるとは思えない空模様だ。
2時間後、「やっぱり、回復しなかった」と口にする自分が容易に想像できたが、今日の登山を中止する決心もなく、もしかしたら晴れるかも…という曖昧な気持ちでずるずると歩き出してしまった。

熊が出てきそうな道のり、少しドキドキしながら、標高を順調に上げていく。しかし、雲は晴れるどころか重く厚くなる一方だ。
歩くこと1時間40分。8キロ手前で、今日の登山を中止することを決めた。
車を使えば、なんのためらいもなく、登山口まで上り、天気が回復しなかった場合でも、ロスも後悔も少なく引き返すことができるが、歩きの場合はそうはいかない。
「あのとき、ああしておけばよかった…」という後悔を少なくするためには、時間も体力も惜しむわけにはいかない。例え引き返すことになっても、自分を納得させるためには必要なのだと思っている。だから、無駄のように見えて、無駄ではない。

汗を流しながら上ってきた道を下りながら、またここを上るのかと思っていた。何よりも精神的にタフでなくては、タフにならなくては、この旅は続けられない。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです