日記

マスク…
2020.07.06

4月からの自粛生活と梅雨明け待ちによる停滞を合わせて、もうすぐ80日を数える。4月5月は、近くの薬局やドラッグストアにマスクや消毒液が並ばない日が続いていた。しかし、6月に入ると、徐々に陳列されるようになった。それと時を同じくして、それまで沿道にほとんど見かけることの無かった、ポイ捨てされたマスクが、トレーニング中の行く先々で目に留まるようになった。

ほんの少し前、世界的に不足したマスク。日本でも様々な方法でマスクを手づくりし、残り僅かな使い捨てマスクは高額で取引され、「マスクバブル」なんて言葉もできた。それが数か月で市場に広まり、マスクバブルはあっという間にはじけ、手づくりマスクを着用する人の姿も減ったように思う。

これまで通りに使い捨てマスクを使用する人が増えたが…同時に路上に使い捨てられたマスクを見かけることも増えた。不便な状況を打開しようとする人々の姿勢は素晴らしいと思う。しかし、ひとたび手元にこれまで通りにマスクなどが手に入るようになると、それまで数倍の値がついたマスクもあっという間にゴミ同然の扱いとなってしまうのが人間社会の現実。やはり人間社会はある時から自分たちが望む以上に便利になりすぎてしまったのかもしれない。

走りながら目に留まるマスク。人間の愚かしい行為に「なんだかな~」ともやもやした思いを抱えずにはいられない。

※新型コロナウイルスに関する情報は7月6日時点でのものですので、ご注意ください。
※酒田市内に滞在中の「この日記に書かれている場所はこの辺りです」は「酒田市役所」とさせていただきます。

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