日記

3回目の下見登山
2020.04.12

3回目の下見登山は蔵王連峰以来のスキーを使う。
実は当初の計画では、鳥海山を登るのにスキーではなくスノーシューを予定していた。しかし、蔵王連峰をスキー縦走してみて、あまりの雪の少なさに、有効にスキーを使うことができず、このままでは、東北北部の秋田駒ヶ岳から岩手山、八幡平への縦走でスキーを使うことができなくなってしまう可能性が高いと判断し、計画を変更して、鳥海山でもスキーを使うことにした。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が出されたため、鳥海山でのスキーが今年最後になるかもしれない。
しかし、前日にしっかりと準備をしていたにも関わらず、朝から雨。
朝食を終えて、出発の時間まで雨は降り続いた。

今日の下見登山は延期にしようかと思っていると、天気が回復し始めた。スキーに乗りたい気持ちが強く働き、1時間以上遅れたが、直ぐに準備を整えて出発した。
久しぶりのスキー、雪も朝の雨で、標高の低いところは重くなっていた。
一本杉までは灌木の多い急斜面を登るため、何度も切り返しながら、ジグザグと登った。それでも、前日の踏み跡がしっかりと残っていたこともあり、思った以上に早く、一本杉まで登れた。そこから滝の小屋までもあっという間に到着。昨日より1時間以上遅く出発したのだが、河原宿には1時間以上早く到着できた。
昨日は日帰り出来るか少し不安になったが、今日でその気持ちは晴れた。

天気は昨日ほど良くはないが、滑る練習をするには十分な視界だ。もう少し標高を上げて、1900メートル地点から、誰も滑っていない斜面に一本のシュプールを描いた。
振り返って、自分のシュプールをチェック。んー気持ちよく滑れたが、納得のいく美しさではなかった。
数回止まりながら、1ターンを大切に味わいながら滝の小屋付近まで10分ほどで滑り下りた。息を荒げて、汗を流し、何時間もかけて登ってきたのだが、滑ってしまうとあっという間。極上の一本を滑るために、登りながら滑りたい斜面を吟味したくなるのが分かる。
標高1000メートルまでは気持ちよく滑り降りられたが、そこから登山口までは、雪がかなり緩んでグサグサとなり、ターンができない。何度も止まりながらスピードをしっかりとコントロールして下った。木に激突して怪我をしては元も子もない。

無事に下山してみると、下り始めてから、1時間もかからずに下山していた。
次はいよいよ山頂へと登る!といきたいところだが、明日から再び3日間天気が不安定となるため、次も下見登山とする予定だ。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです