日記

那須岳の強風を体感
2020.03.03

冬の那須岳は風が強いと聞く。日本海側からの北風が、福島県会津地方の地形により那須岳へと集まりやすいそうだ。そのため、2000メートルに迫る山だが、主稜線の雪は少ない。
この日も風が朝から強く、上空の雲も動きが早い。しかし、その雲も、那須連山を越えると徐々にスピードを落として、消えていく。眼下の平野部は快晴だが、見上げる那須岳方面は雲に包まれ、小雪を飛ばしていた。

当初から那須連山は可能なかぎり、縦走を計画していたが、今日の晴れ予報も一日のみ、ましてや麓は晴れていても肝心の山は暴風だ。
明日以降は数日、天気が崩れてしまうため、今日は下見を兼ねて、風の陰となる高尾口登山道から茶臼岳を目指す。予想では、風が強すぎて、山頂手前で引き返すことになると考えていた。

由緒ある那須温泉神社にて参拝をしてから、登山開始。牛首へと続く、踏み後の薄い登山道を登る。時々頭上の高木を風が激しく揺らしたが、まともに風を受けることはなく、歩けた。
登山道には数人の足跡がある。週末に登った人がいたのだと思う。
足跡は飯盛温泉跡前から登山道をそれた。そこから先は、誰も歩いていない雪面をスノーシューで踏み締めながら、灌木を縫うように谷間を登った。次第に空の雲が途切れ途切れとなり、切れ間から茶臼岳山頂が顔を出してくれた。風もほんの少し、弱まった感じがあった。

牛首の手前で山腹を南へ巻くように、トラバースしていく、今日のルートのほとんどが、山頂まで比較的風の陰となるため、ロープウェイ山頂駅との合流点まで、風は穏やかだった。そこから、山頂へと登っていく。積雪量は風の影響なのか、かなり少なかった。そして、茶臼岳のお鉢へ合流。山頂は風が強かったが、歩行できないほどではなかった。雲に包まれて、展望はなかったが、6年ぶりに那須岳本峰茶臼岳へ登頂した。
出発時の予想よりも風が弱かったため、登ったというよりも登れちゃったという感じだった。

山頂の神社にて参拝したのち、お鉢を周回し、那須岳で一番風が強くなるという峰の茶屋を経由して、峠の茶屋方面へと下山した。
峰の茶屋付近はやはり一番風が強く、見上げる朝日岳方面は視界が悪く、風も強そうだった。今日の縦走は難しくはないだろうが、気持ちのよい縦走にはならないのは、確かだった。
背中を押されるように、峠の茶屋まで下りてくると、眼下には那須岳の強風とは無縁の景色が広がっていた。今日の晴れ間は1日のみ、明日以降再び数日の荒天の予報だ。

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