日記

厳冬期最終日
2020.02.29

早く寝てしまったため、真夜中に目が覚めてしまった。
テントから外を覗くと満天の星空となっていた。ますます、朝が待ち遠しくなってしまった。
夜明け前に起床、テントの中は結露が凍りついて、霜となっていた。ゴソゴソと動くたびに、テントの上から霜が落ちた。日の出の時間が近づいてきたが、テントの外は少し薄暗い。まさか…と思い入り口を開けると、空を雲が覆っていた。
太陽は分厚い雲に遮られて、どうやら朝は顔を出しそうになかった。しかし、昨日にくらべたら展望はある。初めてみる男鹿岳(おがたけ・おじかだけ)山頂からの景色は、正面に那須連山がくっきりと見えていた。男鹿岳は帝釈山脈の一部であり、そのまま東へ縦走すると、三本槍岳辺りで那須連山と合流する。もう少し雪が多ければ、那須連山まで縦走しても楽しめそうに見えた。

日差しは無いが、窓がわりにしたテントの入り口越しには那須連山。そして温かいモーニングコーヒーを飲みながら、朝食の準備をした。曇天でも穏やかな朝の景色が見れただけでも、贅沢な時間だった。

朝食を済ませ、テント中でゴソゴソと出発の準備をしながら、天候予報を待った。しかし、これまでもあったが、山は特に予報通りとはいかない。
さすがに下山の時間が来て、テントを撤収して、全ての荷物を再びバックパックに詰めて、力作のテントスペースのブロックを全て崩して、山頂を後にした。

下山は、福島県との県境の尾根を途中まで下り、男鹿川沿いの林道に合流した。途中から秘密アイテムのヒップそりを使ったこともあり、登るのはあんなに時間がかかったのに、たったの40分で男鹿川まで下りてしまった。あとは、どんどん晴れていく空を見上げながら、昨日歩いてきた林道を横川の集落まで戻った。
下山した途端に、山が晴れてくるのはお決まりのこと。
こうして、この旅最後となるであろう厳冬期の山行は、1泊2日テント泊の男鹿岳で無事に終わった。

ただし、明日から3月となり、山は徐々に春山シーズンとなるが、山の厳しさや美しさはまだまだ厳冬期とは変わらない。気を抜けない厳しさ9割、美しさ1割の雪山登山はこれからも続くのだ。

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