日記

2020年1座目
2020.01.07

待ちに待った今年最初の山を登る朝がきた。
去年の1座目は1月14日だったから、それに比べれば早いが、会津若松市にて滞在9日、目の前まで来ていながらの「待った」が長くも感じた。

夜明けと共に出発。お世話になった旅館の皆さんに朝早くから見送っていただいた。
「ありがとうございました。行ってきます!」
見上げる空は快晴だ。風もない。予報以上のコンディションとなりそうだ。

再び、昨日と同じルートで、磐梯山へと向かう。スキー場手前から、早速磐梯山が目の前にデーンと現れた。山頂までくっきりと、真っ直ぐ立っていた。
昨日の踏み跡のおかげで、いいペースで登っていく。昨日の半分の時間で、1500メートル地点まで登ってきた。振り返れば、朝日に輝く猪苗代湖(いなわしろこ)と、白い会津盆地が見える。さらにその奥には、日光から越後と会津の山々がずらり。

火山らしい岩むき出しの急斜面をさらに登っていく。4合目(磐梯山は山頂が5合目)の天狗岩から見下ろす景色も最高だ。そして、出発から3時間ほどで登頂した。
山頂からは懐かしい朝日連峰や月山、相変わらず一際は白く裾野を広げる飯豊(いいで)連峰、そして、次に目指す吾妻(あづま)連峰が見渡せた。
眼下には、桧原湖(ひばらこ)や裏磐梯の躍動感溢れる姿が見える。

山頂から灌木帯をフカフカの雪と戯れながら、雪囲いされた小屋へと下りた。そこで、ひと休みしていると、おじちゃんが、息を荒げて登ってきた。裏磐梯スキー場から6時間かかったとのこと。地元の方だが、冬に登るのは初めてという。
おじちゃんは山頂へ、こちらは中ノ湯小屋跡経由で、裏磐梯へと下山した。

山頂からは積雪が少なそうに見えたが、実際は表よりも多かった。少し深い雪に足を取られながらも、なんとか銅沼(あかぬま)まで下りた。
見上げる半分崩壊した小磐梯の火口の迫力と、今も噴気を上げているところをいくつも目にした。
また、小磐梯の噴火は世界的にも珍しいと解説があった。噴火によりできたカルデラの一部が崩れて、岩なだれとなり、山を流れ落ちて、たくさんの流れ山(※小高い丘のようなもの)ができたそうだ。現在も湖や裏磐梯の裾野のあちこちにあることが見て取れた。
有名なイエローフォールは気温が高いため、まだできていないとのことだった。

その後、裏磐梯スキー場へとさらに下り、今年最初の山を無事に登り終えた。
こうして、グレートトラバース3、3年目、シーズン3が始まった。
残りは54座。これからますます厳しくなる冬にどう立ち向かっていくか。挑戦者としてもやりがいがある。

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