日記

今年最終登山
2019.12.25

予報通りに体の芯まで届く寒さとなった。それでも、空は晴れ渡り、東の空がすでに明るくなっていた。2年目125座目、トータル246座目の七ヶ岳(ななつがたけ)へと向かった。
今年も残り1週間を切り、この先の天気予報によっては、今日が2年目最後の登山となる可能性が高い。風も穏やか、日差しも強く降り注ぎ、早朝の冷え込みも山頂につく頃には、暖かな陽気になっているだろう。

黒森沢登山口の標高は1030メートル、8時過ぎに到着し、山を越えてきた日差しを浴びて、少しだけ休憩をした。
スノーシューかアイゼンかどちらを使うか悩んだが、沢の中を登っていくコースのため、凍った沢底を歩く箇所もあるということで、久しぶりにアイゼンを装置した。
昨日、一昨日の降雪により、一気に積雪が増えた感じだが、それでも明らかに雪が少なく、この時期としては沢の水が多いように感じる。雪が少なすぎること、冷え込みが緩いことで、七ヶ岳はまだ完全に冬山になりきれていないことが伝わってきた。
それでも、付け焼き刃のようではあるが、昨晩の冷え込みにより、沢の一部が凍り、随所に自然の造形美を目撃することができた。ごま滝の上部は滑床になっていて、沢全体が凍っていた。ようやくアイゼンが活躍となった。

雪から顔を出した笹や灌木を少しだけ掻き分けて、予定よりも30分ほど遅くなったが、登山口出発から約2時間ほどで、七ヶ岳主稜線に合流した。
七ヶ岳は名の通り、一番岳から七番岳まで峰が連なっている。
ただし、最高峰は少し離れたスキー場のリフト頂上駅でもある高倉山のため、七ヶ岳へと向かう前に、そちらを先に登ることにした。高倉山の周辺はかなり雪が少なく、スキー場のオープンにはまだまだ雪が足りない感じだ。

再び合流した場所まで戻り、七ヶ岳へと最後の登りを登る。
12時40分にようやく山頂へと立った。一等三角点が設置されているだけはある、360度申し分ない景色が広がった。懐かしい山から、これから登る山まで、はっきりと見渡せた。
雪のコンディションによっては下岳(七番岳)までの縦走することをあきらめようかと考えていたが、予定通りに縦走することにした。山頂で昼食をとった後は、記念写真を撮った。雪だるまのトムくんもクリスマスから正月へと模様替えだ。

予定よりも1時間ほど押していたので、下岳までは急ぎ足で縦走した。
難所も雪のおかげで難なく通過して、1時間ほどで下岳へ到着した。
下岳からの一番岳までの山並みを眺め、暗くなる前にとさらに急ぎ下山をした。今年最後の登山となるであろう、来年もよいスタートを切れそうな予感がしていた。
七ヶ岳で246座目、残りは55座。ゴールに向かって来年はゴーゴー!だ。

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