日記

懐かしの山越えて
2019.10.01

まだ、静かな鳩待峠(はとまちとうげ)を早朝に出発。221座目の武尊山(ほたかやま)の登山口、水源の森へと車道を走った。

まずは4キロ下って、6キロ登って、坤六峠(こんろくとうげ)を越えて約2年ぶりにみなかみ町へと入った。さらに4キロ下って、登山口に8時半に到着した。
武尊山は何度も登ってきた慣れ親しんできた山の一つだが、水源の森から武尊山へと登るのは初めてだ。

水源の森というだけに、ブナ林が広がっていた。田代湿原を抜けて、緩やかに標高を上げていく。所々ぬかるみはあるものの、とてもいい雰囲気がある。中ノ岳へと近づくにつれて、紅葉は深まり、滑落注意とある鎖場を登りきると武尊山山頂が目に飛び込んできた。

武尊山はもともとは火山からなる山、山頂を中心に大きな火口のようにも見える。日差しが強く、暑さを感じながら、様々な色に紅葉する稜線を歩き、山頂に立った。自分でも意外だったのは、百名山ひと筆書きで登頂してから、一度も登っていなかったことだった。
馴染みの頂きからの景色を眺めながら、過去の思い出が甦っていた。山頂からみなかみ町藤原地区へと下山し、懐かしさが一層深まった。

明日はいよいよアドベンチャーレーサーとしての原点となる仲間の元へと帰る。これまでの旅以上に時間がかかっただけに、仲間の元への到着が待ち遠しく、その日がくることが嬉しかった。

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 この日記に書かれている場所はこの辺りです