日記

乾徳山のおばあちゃん健在
2019.08.29

お盆明けから続く秋雨前線の影響で、不安定な天候に悩まされながらも、奥秩父山地を縦走してきたが、乾徳山(けんとくさん)に登るために、一度主脈縦走路を離れる。
今日は比較的山梨県内は天気が安定するらしく、4年ぶりとなる乾徳山を楽しめそうな予感がしていた。

4年前にお世話になった宿はすでに閉めていると聞いたが、おばあちゃんが元気でいらっしゃるのか気になり、登山口へ向かう前に立ち寄った。
「こんにちはーお久しぶりです!」
と玄関を訪ねると、奥から「はーい」とおばあちゃんの声が聞こえた。腰でも曲がって、少し元気が無くなっているかなぁーと思っていたら、背筋がシャキッと伸びたおばあちゃんがスッスと歩いて現れた。その姿に一瞬言葉を失いかけた。僕の顔を覚えてくれたみたいで、すぐに「あれーまた来てくれたの~お元気そうじゃない!」と言ってくれた。
「いやいや、おばあちゃんの方こそ、お元気そうで、シャキッとされていて、びっくりしましたよ!」と返した。

それから、1時間ほど玄関でお茶と茶菓子を頂きながら、4年前のことや、最近のことまで、色々とお話を伺った。どうやら、洗濯機の一件以降、ちょっとした有名人となったようで、乾徳山に登る登山者がたまにおばあちゃんに会いに来てくるようになったそうだ。
話を聞きながらお茶が無くなると「お茶をのめし~のめし~」と言い、お茶菓子が手に無くなると「くえし~くえし~」と突然話を止めて、進めてくださる。
今年で94歳となったおばあちゃんは、秋になると山へのきのこ捕りに登るらしいが、去年からは杖を使うようになったと笑いながら話してくれた。山登り専用の竹杖を嬉しそうに見せてくれた。

おばあちゃんからたくさんの元気を頂き、乾徳山へと駆け登った。
4年前は濃霧と雨だったため、登山中に一度も景色や山の雰囲気を味わうことができなかったが、今回は前回の分もしっかりと時間をかけて登ることができた。
月見岩からの富士山、髭そり岩や胎内岩など、山頂部の岩を一つ一つじっくりと観察しながら、山頂直下まで登り、最後の岩を登ると、甲府盆地や南アルプス、奥秩父主脈縦走路後半の山々を見渡すことができた。

心地よい日差しもあり、山頂でランチを食べながら、2時間ほどのんびりと過ごした。
下山後に再びおばあちゃんにお礼を伝え、乾徳山を後とした。
きっとおばあちゃんは100歳を越えてもお元気だろうなと思った。

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 この日記に書かれている場所はこの辺りです

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