日記

今日だったかな~
2019.08.24

早朝…大浴場からはくっきりと富士山が見えた。
たくさんの海外からの旅行客が河口湖畔に立ち、富士山をバックにシャッターをきっている。眩しい日差しを背に河口湖畔を歩く、横を見れば昨日までの富士山山頂にかかる笠雲はすっかり無くなっていた。
今頃山頂に立つ人たちは、満面の笑みを浮かべているに違いない。昨日、雨の中下山して来たことを、少しだけ後悔する自分がいた。
「今から戻れば間に合う!?」
「登頂は今日だったかな~」
何度も振り返りながら、心に沸き上がる言葉。
その反面、2日前に登頂したことは間違ってはいない、富士山は300ある山の一つ、まだ100以上も登る山が残っていると、自分自身に確認した。

富士山だけが特別ではないと思いながらも、なぜか富士山を目の前にすると不思議と特別な存在だと認めざるを得ない自分もいた。
これが唯一無二、日本一の山が見る者、登る者、登った者に与えるパワーなのかもしれない。拭いきれない尾を引く気持ちを引きずったまま、懐かしい清八山(せいはちやま)へと登り、少し小さくなった富士山に別れを告げて、谷へと下った。

恐怖の新笹子トンネルを無事に抜けて、大菩薩嶺(だいぼさつれい)の麓へ向けて、日川沿いの道を上った。
暫くは、登る山々から富士山が見える。その度に今日、そして富士山を登った日のことを思い出せばいい。この旅を終えたらまた登りに来ようと約束した。

!登山ルートをYAMAPでチェック!

 この日記に書かれている場所はこの辺りです