日記

沼津アルプスをちょっとだけ
2019.02.26

2年前に沼津にて講演した際に、地元の方から「沼津アルプス」の存在を教えていただいた。アルプスと聞くと、北アルプスや南アルプスなど、森林限界を越えた高い山々が続く山脈を思い浮かべるが、そうではく標高は400メートルにも及ばない。遠目にもアルプスとは遠く及ばない雰囲気がある。
しかし、地元の人たちが足しげく通う山であり、大切にされ続けていることが伝わってきたため、今回登ってみることにした。

スタートは標高200メートル足らずの日守山(ひもりやま)こと大嵐山(おおあらしやま)から。地元の散歩コースになっているのだろう、登る人下る人が多数。
富士山は霞でかくれていたが、桜や梅が咲き、眺めは抜群だった。山頂の双眼鏡で子供のようにはしゃいでしまった。

さぁ~沼津アルプス縦走だ!と先へ進んだが、柵があり看板には「この先私有地のため立ち入りご遠慮ください」とあった。
手持ちの地図にはそのような情報はなく、縦走コースとして紹介されていた。
その場で管理先の役場へ問い合わせると、当然だが「私有地のため立ち入りしないでください」との返答。仕方なく下山したが、その後調べると、沼津アルプスは正確には、香貫山(かぬきやま)から大平山(おおひらやま)までのことをいうそうだ。大平山の先は市町村境となっていてるため、沼津市ではないため、沼津アルプスにはならないのだろうと予想した。
沼津市のホームページでは、5年前には皇太子様も歩かれたとして、沼津アルプスをしっかりとアピールされていた。

結局、大平山へと登り直す時間もなかったため、後半の横山と香貫山だけを登り、ちょっとだけ沼津アルプス雰囲気を楽しんだ。
登ってみて一番の驚きは、香貫山が伊豆半島の土台となった火山だったということだった。改めて山は不思議だと感じた。

沼津市内を抜けて、千本松原へ。愛鷹山(あしたかやま)を登るために海抜0メートルからスタートしたかったからだ。
砂浜ではなく大小の石原が広がり、引き波の際には、コロコロと心地よい音が聴こえてきた。
明日の愛鷹山への登山はもう始まっている。

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