日記

雨に打たれて
2019.02.19

朝のニュースでは、西から徐々に雨が降り出すと言っていた。そして、午後からは今年一番のまとまった雨なるそうだ。
本降りになる前に、峠を越えようと出発した。
都留市(つるし)から富士吉田市へ、山中湖を通り、峠を越えて、静岡県へと入る1日だ。昨年の11月末から80日ぶりに、関東をぐるりと一周して、戻ってきたことになる。今回の山梨県は、金時山と箱根山へ登るための通過だけとなる。二度目の山梨県も富士山は見上げるだけとなった。

昼、富士吉田市を通過中に予報よりも早く雨が降り出した。昼食をとる店から外を眺め、なかなか雨の中へと歩き出す気持ちになれないでいた。
重い腰を上げて再出発、小降りだった雨も、山中湖に着くときには、冷たい雨がしっかりと降っていた。

峠を越えて間もなく、静岡県へと入った。
雨はさらに強く、吹き上げる風で、レインウエアを強く叩いた。

峠からは、宿泊先の御殿場市内まで走り続けた。歩いていると雨で体が冷えきってしまいそうだったからだ。
山はまだまだ冬が居座っているが、麓の季節は少しずつ春へと動いている、そんな1日だった。
湯船で温まる幸せをいつもよりも強く感じた。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです