日記

丹沢山系1日目
2018.11.30

いよいよ関東。神奈川県に入る日が来た。山梨県道志村(どうしむら)から丹沢山系を2日間で縦走する。120座目の丹沢山(たんざわさん)が今日の最終目的地。夜明け前に道志村の宿泊先を出発、肌がピリッとするような冷え込みだ。
30分ほどで加入道山(かにゅうどうやま)、大室山(山梨百名山)へと続く登山口に到着。すっかり空は明るくなっている。道志村は山梨県だが、どうやら遠く離れた横浜市の水源となっているようだ。

本日最初の山、加入道山に登頂すると、それまで静かだった森に冷たい北風が勢いよく吹き抜けた。そして、今日縦走する檜洞丸や蛭ヶ岳の姿があった。
ちなみに、1日目のルートは道志の湯~加入道山~大室山~犬越路~檜洞丸(ひのきぼらまる)~蛭ヶ岳(ひるがだけ)~丹沢山と縦走していく。コースタイムは約13時間。日照時間が短くなったこの時期としてはちょっと長めだが、十分たどり着けると判断し丹沢山山頂の山小屋に宿泊する計画とした。

大室山から犬越路(いぬこえじ)への激坂からの檜洞丸への急登と、このルート最大のアップダウンの激しさに根を上げた。
地図上からのイメージと現実とのギャップが生じた結果だった。
檜洞丸直下のかわいい山小屋にて、昼食を済ませ、蛭ヶ岳へのアップダウンが始まった。

蛭ヶ岳までは4.6キロ、目測ではそんなにないようにも感じたが、中間の臼ヶ岳の存在をすっかり忘れていて、ここでもまた激しいアップダウンにヘロヘロになった。
北丹沢から縦走するのは初めての経験で、表丹沢のような気持のよい縦走路が続くことをすこーし思い描いていたため、実際はそうではなかったことで、標高では分からない丹沢山系心臓部の険しさを体感する一日となった。

午後になると風は強さを増し、体感気温はぐっと下がった。久しぶりの頂上小屋で、今年最後の山小屋泊の団欒を楽しんだ。
夕暮れ、沈む太陽の影となる富士山を見て、11月最終日は暮れた。

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