日記

櫛形山の山窓から
2018.11.25

恵那山から、運転免許証再取得のため、神奈川県へと帰る最中に、どの山を登ろうかと考えた時、「来年のためにも、遠回りになるが櫛形山(くしがたやま)は登りたい」という思いがあった。
なぜなら、来年、南アルプスを縦走するときに、ルートどりが厄介になるからだ。というのも、3年前、農鳥岳を登った後に櫛形山へ向かったが、予定していたルートが急遽使えなくなり、40キロ以上も迂回をした苦い経験があったからだ。
櫛形山をじっくり味わうためにも、今年登った方がいいと決めた。

韮崎(にらさき)市内から、北尾根登山口を目指して進んでいると、朝の霞で見えなかった富士山は徐々に姿を現した。
櫛形山は山頂稜線が緩やかで、南アルプスの前衛峰として申し分ない、ドッシリとした姿が特徴的だ。
前回は全くといっていいほど、櫛形山を味わうことができなかった。そのため、今回は、時間の許す限り、山頂稜線歩きを楽しみたかった。

登山口から北尾根コースをハイペースで登った。
その甲斐あって、初めて立ち寄る裸山(はだかやま)の山頂にて、景色を眺めながら、休憩をとることができた。南アルプスの眺めも素晴らしかった。
暖かな日差しが、落葉松などの原生林に注がれ、3年前の重たい雰囲気はなかった。これも季節の違いから感じられることだろう。

前回は立ち寄らなかった三角点に行ってから引き返して、最高地点となる櫛形山に登頂した。
木々の間から姿をみせる富士山が、なんとも哀愁漂ういい雰囲気だった。
その景色が山の森が窓のようになっているように見えて、「山窓からの富士山」とタイトルが浮かんだ。どうですか、皆さんも一度櫛形山の山窓からの景色を見に行ってみては♪

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