日記

東濃ヒノキ
2018.11.14

実家がログハウスのため、木には小さい頃から慣れ親しんできた。
飛騨に入ってから山へ登ると、杉が多かった西日本よりも桧が圧倒的に多いことに気がつく。
中津川へ抜ける道を歩いていると、たくさんの製材所があり、行き交う車の中には切り出された丸太を積んだトラックが何台も通り過ぎていく。
森林組合の材木加工センターに立ち寄ると、東濃(とうのう)ヒノキについて話を伺うことができた。

話の中で一番驚いたのは、植林地では日当たりの悪い北向きの急斜面が一番の適地となるということだった。理由は、日当たりが悪いと木は光を求めて上へ上へと伸びるため、真っ直ぐに長く育つということと、急斜面だと密集して植えても間伐する必要がなくなるからだという。
その他にも、東濃ヒノキは名古屋城や伊勢神宮など国の重要文化財の建材として昔から使われてきたという話や、桧は主に乾燥した土地に植えられ、杉は湿った土地に植えられるということもとても勉強になった。

いつか一枚板のダイニングテーブルが欲しいと話すと、東濃桧では100万円以上すると聞いて、ちょっと考え直した。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです