日記

立山カルデラ砂防博物館で勉強
2018.09.22

朝から降り続いた雨もお昼までには止み、午後は晴れ間も出て爽やかな天気となった。散歩がてら粟巣野(あわすの)から立山駅まで下りた。
立山駅前には、立山カルデラの博物館がある。
先日富山市内にある科学博物館でも、立山について学んだが、さらに視野を広げたく入館してみた。
すると運よく、日本で初めて氷河を発見されたという学芸員の先生から、直々に立山の氷河や立山カルデラについて、解説をしていただけることになった。

南極や北極から遠く、エベレストの半分以下の標高しかない立山に氷河ができたメカニズムや、温暖化で世界各地で減っている氷河が日本ではほぼ横ばいの理由など、様々なことを分かりやすく教えてくださった。
また、最近になって分かったことで、内蔵助(くらのすけ)カールの氷河にできたムーラン(氷の縦穴)に潜り、調査したところ、氷河の底の氷は1700年前の卑弥呼がいた邪馬台国の時代のものであったそうだ。
さらに、一番厚い氷河で厚さが70メートルもあるというのにも驚いた。

立山カルデラの歴史は、途方もない大昔の出来事で、崩壊と砂防ダムの歴史でもあった。
2階の展示コーナーでは、立山温泉や立山信仰、日本屈指の山岳ガイドの歴史にもふれた。
頭がパンクしない程度に立山について学ぶことができて、より深みをもって、立山へと登って行けそうな気がした。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです