日記

白山連峰縦走1日目
2018.09.02

9月に入り、今年の猛暑も落ち着いたように思う。山の上では、草木が着々と色づき始めている。
山を駆け上る風も冷たく、心地がよい。

66座目となる「白山」は標高2700メートルを超え、日本アルプスをも彷彿とさせる。昨年開山1300年を迎えた。日本三名山の一つでもあり、白山信仰の長い歴史を今も刻み続けている。

白山へのルートはいくつもあるが、今回は白山信仰の拠点となる三馬場(加賀、越前、美濃)の美濃馬場(長滝白山神社)から始まる美濃禅定道(みのぜんじょうどう)を行くことにした。この道は最も長く険しい道のりとされているそうだ。

出発の朝、白山中居神社(はくさんちゅうきょじんじゃ)にて、挨拶と登らせていただける感謝を伝えた。偶然、岐阜県の石徹白(いとしろ)で再会した友人の好意で、無事の登山を祈って、送り火を焚いていただいた。
温かく見送られ、7キロ上流の登山口へ走った。

微妙な天気予報も白山の神様が微笑んでくれたようで、天気は安定し、時折山にかかる霧も神々しく、立ち込めた雲が一瞬で晴れて、日本海に沈む夕日や神様が眺めているであろう景色をたくさん共有させてもらうことができた。
また、初日から草花や大小の木々、動物たちとの出会うことができた。
初めて白山を縦走してみて、南北に連なる稜線は東西で大きく異なることも自分の目で肌で感じた。

夜、満天の星空を見上げながら、明日もきっといい山旅ができる気がした。
明日はいよいよ白山最高峰「御前峰」に立つ♪

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