日記

金峯山寺
2018.07.20

大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)6日目、雲海の上に上る太陽を見て、食事をいただいたあとに、6時からの大峯山寺(おおみねさんじ)の朝の勤行(ごんぎょう)を見学してから、25キロ先の吉野山へ向けて出発した。
長い杉桧の林を抜け、金峯神社(きんぷじんじゃ)が吉野山に入ったことを伝えた。

金峯山寺(きんぷさんじ)への坂道を歩いていると、桜の間から眼下に大きな金峯山寺の蔵王堂が見えた。遠く離れていても、存在感に圧倒された。
久しぶりに標高が低くなり、ジリジリと暑さを感じていた。そして、大きすぎて一目できない蔵王堂にたどり着いた。
蔵王堂の前に立ち一礼、中へと入り、幕で隠されている3体の金剛蔵王大権現(こんごうざおうごんげん)の前で、手を合わせこれまでの道のりや感じたこと、感謝を伝えた。

役行者はなぜ大峯奥駈道を歩いたのか?という疑問の答えにはたどり着けなかったが、最初から最後まで歩き通すことができて本当に良かったと感じた。
深い意味をえられなくとも、日本一の修験道を歩き通すことがどれだけ大変であり、厳しい道のりだと肌で感じることだけで十分なのかもしれない。
ただ、修験道は厳しいだけではなく、美しく穏やかな自然で心を落ち着かせてくれるという、大切なことを知った。

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