日記

熊野古道小辺路
2018.07.08

1泊の予定だった高野山に5泊することになったが、6日目の朝は、5日ぶりに青空を見上げることができた。やっと雨が上がったと少しだけほっとしながらも、朝のニュースで言葉を失うことになった。
今回の豪雨により、壊滅的な状況になったのが、広島県や岡山県だった。
歩いてきた街が変わり果てた姿に…
金剛峯寺にて、5日間のお礼とこれ以上犠牲者が増えず、一人でも多くの命が助かることを祈った。
そして、熊野本宮大社へと続く小辺路(こへち)を進んだ。

静かな小辺路を歩きながら、日本は急峻な土地が多く、台風や今回のような豪雨があったり、数多くのダムで川を塞き止め、住む場所を得るために山を削ったりと、常に様々なリスクを考えながら生活をしていかなくてはいけないのだろうと考えていた。

地震、台風や豪雨、火山、津波…圧倒的な自然のパワーとともに生きていかなくてはいけない場所が日本であり、日本人であると、今回のことでより真剣に自分の住むべき場所を選ぶ際には、想定外のことすべてを考慮しなくてはいけないと。それをするかしないかで、自分達が自然のパワーにさらされたときに、結果は大きく変わってしまうと思う。
紀州の深い山々を見上げながらそう思わずにはいられなかった。

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 この日記に書かれている場所はこの辺りです