日記

朝のお勤め
2018.07.05

昨日から降り始めた雨は予報通りとはいかず、どうやら週末まで降り続けることになりそうだ。
宿泊先の宿は運よく空室があり、長期間の停滞を余儀なくされても、続けて滞在できた。
宿のおばちゃんから、奥之院「弘法大師御廟(こうぼうたいしごびょう)」で毎朝行われる、お大師様へ食事を届ける朝のお勤めを、自由に見学することができると教えていただいたので、朝5時半に降りしきる雨の中出発した。

中の橋からたくさんの供養塔がある参道を抜けていく。そして、一番奥に開山から1200年がたった今も、お大師様が瞑想を続けていらっしゃるという奥之院が見えた。地元の方の話では雨の日は本当に奥之院にお大師様がいて、話や願い事を聞いてくださるそうだ。
これまでにも、弘法大師様が歩かれた軌跡に九州や四国でも、出会ってきた。
そして、今回初めてお大師様の家に上がらせていただく機会をいただくことができた。これも、いくつかの偶然が重なって今があるのだと思う。
他にも、見学に来ている人はいたが、日本人よりも海外の方が多いことが意外だった。

6時にお大師様の食事が運ばれてきた。奥之院に運ばれる前に、御廟橋を渡ったところにいらっしゃる嘗試地蔵(あじみじぞう)さんが必ず味見をするそうだ。
格式が上の僧侶を先頭に、大きな箱を二人の僧侶に抱えるようにして、中へと運ばれる。
所定の場所にごはんを納めたあとに、約40分お経を唱え始める。初めて感じる空気感と緊張感を正座をして落ち着かせた。しかし、なれない正座は20分ほどでしびれてしまい。足を崩すことになる。
お経を聴きながら目を閉じていると、時おりウトウトしてしまったが、朝のお勤めが終わったあと、もう一度見学したいと自然と思った。
雨が静かな時間を提供してくれたことが、そう感じさせてくれたのかもしれない。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです