日記

熱狂的な山へ
2018.06.30

葛城山(かつらぎさん)と金剛山(こんごうざん)へ向かう最中、風の便りでたくさんの金剛山を愛する方々が、「いつくるのか」「もういってしまったのか」と僕が来るのを今か今かと待っていると聞こえてきた。
大阪市内での休養と天候の影響により、六甲山から中2日もあれば、金剛山へ登ることができる距離だったが、すでに一週間以上が経過していた。

交流会にて地元の方から、葛城山と金剛山を含めたダイヤモンドトレールを縦走してほしい、という声があったという事もあるが、役行者さんの庭でもあり、大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)の修験道を開くための修験道にもなった金剛山地を歩くことで、役行者さんの足跡をたどることができるのではと思い、縦走することにした。

屯鶴峯(どんづるぼう)のダイヤモンドトレール起点からスタート、蒸せるような暑さの中、二上山を含め、急なアップダウンを繰り返しながら、41座目の葛城山に登頂。山頂は驚くほどの大展望で、金剛山へ向かうパワーをもらった。葛城山はロープウェイがあるため、週末を山頂で過ごす家族連れや、山を走りに来ている人など、様々な人たちでにぎわっていた。とはいえ、金剛山に比べたら、かなり静かな山頂だろう。
また、これから向かう奈良県や和歌山県の山々も見渡すことができ、四国山地に似たような深さが遠目からでも伝わってきた。

金剛山へ向けて、一度標高をグッと下げて、再び300メートル以上を登り返している最中、さっきまで夏空が広がっていた頭上に、どす黒い雲が広がり始めた。そして、間もなくするとゴロゴロバリバリと雷鳴が聞こえてきた。
金剛山に着くときには、雷雨になるのではと一抹の不安を抱きながら、向かう足取りが早くなった。
不安が雷雲に伝わったのか、風の力で雲は遠くへと流れて、運よく金剛山に着いたときには明るくなっていた。

プライベートで2年前に来たとき以来、3回目の登頂も、葛木神社で参拝していると、たくさんの方々に取り囲まれた。
一つ下のお寺と行者堂でも手を合わせて、登拝スタンプを頂き、山頂広場へ向かった。
二百名山の時もそうだったが、金剛山に登りにくる人たちの楽しみの一つは毎時間ちょうどに、山頂広場の様子を撮す定点カメラに写りこむこと。
その事を覚えていたので、今回は16時のタイミングを狙った。
前回は雨の中、今回は夏空の中、たくさんの金剛山をこよなく愛する人たちに囲まれて、写り込むことができた♪

そのあとは、3年前も来てくれた方と「あれから目標の4000回を超えて、今は6000回を目指してます」などとお話をしたり、45年もかけて10000回以上も金剛山に登っている方から話を伺うことができたりした。
「からだ作りからはじめ、気づいたら金剛山に登らないと1日が始まらない生活になり、そして仲間が増え競いあうようになっていった結果です。まぁ一種の中毒だ。」という言葉が響いた。
山頂には2000人以上いる山岳会の方々が、登った回数が今もでかでかと掲示され、それを眺めては次は何回、次は何回、と重ねていくそうだ。2000~3000回はヒヨッコで、5000回でようやく一人前という。
そんな風にいえるのは、10000回を越えたわずか10人の方たちだけかもしれない。
日本中探しても、こんなにもたくさんの人が365日毎日登られ続ける山はここだけだろう。
やっぱり、金剛山の熱気は今も変わらない。

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