日記

四万十川上流域
2018.05.04

四万十川ダウンリバー1日目、今日はせいらんの里から窪川を目指す。
まだまだ川は小さいため、とてもパックラフトを浮かべて漕ぎ出せない。重たい荷物を背負って、川が大きく水深が深くなるまで、川に沿って歩いた。水はもちろんキレイだ。

出発から2時間以上歩くと、少しずつ水深が深くなっているところが多くなってきた。そして、間もなく本流最上流部の沈下橋「高樋橋(たかひばし)」に到着した。まだ浅いところも多かったが、全ての沈下橋を通過したい気持ちがあったので、ここからスタートすることを決めた。
準備を進め予定よりも遅くなってしまったが11時に、はりきって出発した。

上流部は、堰堤が多く中には2メートル以上の高さがあるモノもあった。初日はなんと、全部で8つもあった。また、所々で大小様々な形をした岩が行く手を遮り、まるで川の迷路のような感じだった。
だが、流れが緩やかな分、変化のある川に、答え探しをするように、常に川の流れに注視しながら、考えながら下ることができたため、全く飽きることなく楽しむことが出来た。さらに、川からの眺めは四万十川沿いの人々の暮らしぶりや生き物たちの姿をたくさん見ることが出来た。

水の透明度はというと、上流部はちょうど田んぼの水はりと重なり、川に流れ込む濁り水で、予想よりも早く濁り始めた。それにはちょっと残念ではあったが、これも春の四万十川だろうと思った。また、鯉のぼりの川渡しや初めてみる丸太の鯉のぼり、まだまだかわいいサイズの沈下橋を通過しながら、全てが今までの旅にはない景色であり、一日の太陽の動きによる変化を楽しんだ。

ただし、四万十川の蛇行は想像以上にスゴく、風向きもコロコロと変わった。初日から、四万十川は川を下るよりも歩く方が早いかもしれないと悟った。
実際、その通りとなり、川を下った距離は道の1,5倍となった。後半は日暮れ前に窪川に到着できないかもしれないと感じたため、必死に漕ぎ続けた。
なんとか真っ暗闇になる前に、予定の窪川に到着したが、上半身はかなりバキバキに筋肉が張ってしまっていた。
明日はかなりの筋肉痛となりそうだが、初日が無事に終わり、充実感は高かった。

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