日記

本州一座目
2018.03.28

2日前平尾台の貫山(ぬきさん)に登った時に、3百名山23座目となる三瓶山(さんべさん)まで毎日山登ろうと考えた。それを本州に渡って初日の朝を迎えた今日も実行することに。
本州一座目は勇ましい名前の竜王山。宿泊地の深坂の森からも登山口があり、市民の山として親しまれていると聞いた。山頂からの展望は最高で、玄界灘を一望できるという。
気持ちいい木漏れ日を浴びながら登山口へ行くと、看板には「一番人気の最短コース」とあった。最短ということは、かなり急登だということだ。

登り初めてすぐに先に登っている登山者に会った。山頂までは、8回ほど小さな分岐があり、直登コースと迂回コースに別れていて、先で合流する。勿論、選ぶまでもなく直登を続けた。その間、緩やかな迂回コースを行く登山者をどんどん追い抜かしていく。それにしても、平日にも関わらずたくさんの方が登られていることに驚いた。

登山口から30分ほどで山頂に到着した。汗だくになりながらも直登を続けたからだ。
山頂にはすでに一組の登山者が登頂されていて、「おはようございます!」という僕の顔を見てビックリされていた。「もしかして…田中さん!?」「はい!そうです。」と答えると、一気に山頂がにぎやかな声で包まれた。中には、「いやー今日はいい誕生日になった♪」と喜んで下さる男性も。

その後1時間半ほど山頂で、ゆっくり過ごしながら、山頂での光景を眺めた。僕が登頂したあとは、登ってくるときに、追い越していった登山者の方々が10分おきくらいに登頂され、「あらー今日は遅かったね~」「今日はきちょらんかと思った~」「今日はあまり遠くまで見えんね~」と、なんと皆さん顔見知りやご友人たちだった。
話を伺うと晴れればたいていみんな登りに来るらしく竜王山に登ることが日課のようになっているそうだ。そして、気になるのは登っている回数だが、今年目標が2000回という人やすでに2000回を超える人まで、ほとんどの方が70歳を超えても目標を持って、登っていることに驚いた。

竜王山の山頂での日常が見れて、ほっこりさせてもらった。
日本三百名山に選ばれる山は、全国からたくさんの人が登りに来るような山ばかりではないが、地元から愛される山にまた一つ出会えた。

その後、一本長さ150センチ5キロはありそうなこん棒を2本、ストックのようにドンドンと地面をつきながら登ってきた男性が反対側の登山口から登ってこられて、その姿に驚愕しすぎて笑ってしまった。なんとこん棒はザ・ノースフェイスブランド(もちろん自作)だった(笑)。さらに、1時間ほどたった頃、血相変えておじさんが登ってきた、なんと先程まで山頂にいた人達と登山口で会って、「急げばまだ田中さんが山頂にいるかも知れないよ♪」と聞いたらしく、大慌てで登ってきたそうだ。ちょっと遅れてきた奥さんが「いやー間に合った~田中さん私たちのために待っちょってくれたんですね~」と息も絶え絶え話した。
決して「待っていた」わけではないのだが(笑)…すごく嬉しそうな姿に偶然とはいえ、お会いできて良かったと思った。竜王山はこの家族にとって親子4世代で登ったことのある思い出の山だと教えてくれた。
山頂が出会いの場となっていることを改めて竜王山が教えてくれた気がする。

そういえば、山口県に入ってから言葉が変わった。語尾が「~しちゃって」「~しちょって」となっていることに気がついた。
言葉もまたその土地を知る一つ。

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