日記

御来光
2018.01.15

夜明け前の4時に起床。
昨日、海から近づく開聞岳を見上げ、
「明日は九州本島一座目、旅を続けることができること、再出発の門出として山頂から御来光を見よう」と決めた。

5時前、宿を満天の星空の下、登山口に向けて出発する。
4年前とは季節は違うが、登るルートは同じ、少しでも変化を加えたくて、暗いうちから登ることにしたのも理由の一つ。
誰もいない登山口を1人、登り始める。
コースタイムは2時間半、急げば1時間ほどで山頂だが、暗闇の中、夜明けを待つ開聞岳の静寂に耳を傾けながら登った。

樹林帯の切れ間から見えるのは、眼下の町並みと池田湖。開聞岳は渦を巻くように登っていくため展望は少ないが、東西南北すべての景色を見ることができる。暗闇のため視覚からの情報よりも聴覚からの情報が多く、新鮮な登山になった。登りも下りも同じルートだが、暗いうちからの登山は登りは視覚からの情報が少ないため、下山は違う道を歩いているように感じられる。

7合目を過ぎ、南に回り込むと、大海原を進む船の音が聞こえてくる。
さらに9合目を過ぎると、枕崎へとのびる海岸線や西側の町の灯りが見えてきた。7時前、山頂に到着。山頂直下には雪が残り凍っていた。
誰もいない開聞岳山頂からの御来光は貸し切りとなった。

大隅半島から太陽が昇る直前、眼下の指宿の灯り、霞がかかる錦江湾や桜島、全てが時が止まったかのように見える。
そして、太陽が顔を出すと、木々の間から鳥たちがさえずりながら飛び回り「今日も朝が来た♪」と知らせて回る。
日の出直前の静寂から一気に新しい1日が動き出すように見えた。あっという間に昇る太陽、町にも光が差し込み、始発電車が枕崎へ向けて走っていった。

開聞岳山頂で御来光を見られて、本当に良かったという気持ちが心の底から湧いていた。
いい九州本島の旅ができそうだ。

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