日記

天浜線
2019.03.09

昨日、舘山寺(かんざんじ)の山をちょっと散策中に右足首を捻挫した。腫れは引いたが、痛みはまだ残っている。
2百名山の挑戦中に八ヶ岳からの下山時に右足首を捻挫し、それ以来捻挫癖がついてしまったらしい。今年だけでもすでに4回目だ。

話は変わって、今日は静岡県から愛知県に入る。愛知県は母の故郷のため、親族は多く、何度も来ている、自分にとってとても大切な場所だ。
出発して間もなく踏み切りが鳴った。すると浜名湖方面から、ゆったりと線路を足音を残しながら走ってくる。天竜浜名湖鉄道だ。さらに、単線ワンマン一両ディーゼル車だ♪

旅をしていると電車をよく見るが、地方鉄道が次々と廃線するなかで、田舎を歩いているときに、時々一両で走る姿を見かけると、ホッとして嬉しくなる自分がいる。
なぜか自分と重なる部分があると思ってしまう。
誰も乗らずに空っぽの車両が誰もいない無人駅に止まっては、また次へと進んでいく姿が、自分の旅のようにも思える。

ほっとしたあとは、愛知県新城市に向けて、峠道となる国道を黙々と歩いた。
そして、夕方には新城市の山奥に佇むお茶屋「紋屋」にたどり着いた。
紋屋さんは、以前から応援してくださっているお茶屋さんで、歯切れのよく誰にでも気前のよい女将さんと、紋打ち職人の落ち着いたご主人の二人で切り盛りをしている。
お会いするのは2年ぶり、変わらぬ雰囲気で暖かく迎えていただいた。
この日の夜は、極上の牡丹鍋を囲みながら、旅の話で盛り上がった。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです