日記

3年前の再現?
2018.11.29

夜中に降った雨は、富士山では雪になったようだ。
出発するホテルからは、昨日よりも標高の低いところまで白くなった富士山が見えた。紛れもなく冬の富士山だ。真っ青な空に真っ白な富士山。心が踊らないわけはない。3年前に訪れた御正体山(みしょうたいやま)は霧に包まれてしまい、よく分からないまま登り下山をした。

今回は前回のようにはならない!確信に似た思いで心弾ませ登った。登るルートは前回と同じ、平成16年に皇太子様も登られているコースだ。
御正体山を開山されたとされる妙心上人(みょうしんしょうにん)の修行の足跡を辿るように、思った以上に急な斜面を登っていく。馬頭観音(ばとうかんのん)の石像から当時の信仰の雰囲気を感じることができる。
上人が亡くなられたという上人堂跡に着くと、見えるはずの富士山は見えなくなっていた。
おや?まさか…3年前と同じような展開に、空も自分の心も雲行きが怪しくなっていった。

標高が上がると、呼応するかのように見事に曇天となり、予報にもなかった霧まで立ち込めてきた。状況は3年前よりもグレートアップしていた。
天気に見放されたという気持ちで、珍しくネガティブになっていた。
山頂に着くと、もう開き直って、笑うしかない濃霧となっていた。
しかし、明らかに3年前とは違う森の雰囲気を味わうことが出来たし、前回よりもゆっくりと御正体山と向き合うことができたのは間違えない。
山頂で飲んだコーヒーが美味しかった。

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