日記

やっぱりいい山
2018.08.27

荒島岳は4年ぶり、前回は登る前の評判に、少し心がかき乱されていた。
しかし、実際に登って見ると、その評判は一蹴された。
ダイナミックな白山や霞む北アルプス、眼下の大野市の水田の輝きが今でも目に焼き付いている。
今回は季節が初秋、水田の稲は金色に染まっている。前回とは違う景色が見れそうで、楽しみに中出(なかいで)コースの登山口に向かった。

途中、日本ではまだまだ取得者が少ないというGAP認証(食の安全や環境保全に取り組む農業に与えられる認証)取得者のおじさんと出会った。
今では、オリンピック、パラリンピックなどの国際大会では、この認証がないと食事を提供できないという。
リモコンヘリで農薬を稲に散布する方向を見て、「GAP認証では、基準が厳しく農薬を散布することはできないんだよ。」農薬を散布した米は、身体に有害なものを蓄積させるという。
立ち話の中で「いくつになっても頭と体を使うことをやめたらダメだ。両方使わないと成果は出ない。」という言葉が響いた。
今の自分はそうなのだろうか…自問自答しながら、登山口に着いた。

中出コースは序盤は急登だが、ブナ林が広がると気持ちいい登山道となる。
眺めのいい小荒島岳で休憩したら、しゃくなげ平を経由して、このコース一番の急登「もちが壁」へ。そこをクリアすると、ようやく山頂となる。

白山や北アルプスが望めることを楽しみにしていたが、日本海側にかかる秋雨前線が影響しているようで、叶わなかった。しかし、大野市の金色の水田を眼下に見ることができた。また、遠くには能郷白山も♪
その時の条件で山の魅力を探り、白山の眺望は次の山へと持ち越しとなった。
そうして、勝原へ下山した。荒島岳もまたいい山だ。

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