日記

大峯奥駈道1日目
2018.07.13

いよいよ紀伊半島の南北に連なる大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)縦走がスタートする。総距離は約100キロ、途中で大台ヶ原へも立ち寄るため縦走距離は約160キロになる。

1日目は熊野本宮大社から玉置神社(たまきじんじゃ)を経て、香精山(こうしょうさん)手前のテン場まで。通過する山々の標高は低いものの、激しいアップダウンが続きそうだ。
備崎(そなえざき)の入口には、「大峯奥駈道」の案内板が。これから西日本最長の縦走がスタートすることに、気持ちを引き締めた。

大峯奥駈道に来るまで、金剛山地(葛城修験 かつらぎしゅげん)、熊野古道(小辺地 こへち)と修験道の開祖、役行者(えんのぎょうじゃ)さんの足跡を辿ってきた。その最終地が修験道最高の地…大峯奥駈道となる。

縦走中に釈迦ヶ岳、八経ヶ岳、山上ヶ岳と目的の山はあるものの、それよりも大峯奥駈道を吉野山まで歩き通してみたいという気持ちのほうが強い。
ちなみに、役行者さんが歩かれた、熊野本宮大社から吉野山金峯山寺(きんぷせんじ)までを順峰(じゅんぶ)といい、その逆を逆峰(ぎゃくふ)という。また、大峯奥駈道には役行者さんが修行をされた場所を靡(なびき)といい、法力により草木がなびいたという意味を持つ山中の行場のことをいう。その数は75にもなるが、明治の修験道が衰退する以前は、100以上あったとも聞く。

出発から生活道でもあった熊野古道とは全く違い、道は険しく、人一人がやっと歩けるような所もある。初日から大峯奥駈道の険しさを感じはじめていた。
さらに、真夏の暑さも影響し、吹き出る汗が止まらない。背負う荷物も4リットルの水と食料で、かなりの重量感だ。
コースタイムは12時間、距離は26キロ、道は地図に載っていないような小さな山頂もしっかりとなぞっていくため、大小のアップダウンが続く。
涼しい時期なら、7時間から8時間で歩ききれるのだが、結局暑さで奪われる体力を回復するために休憩時間も増えて、ほぼ10時間もかかってしまった。

山の中に立派な社が建つ玉置神社を、予定よりも1時間遅れて出発し、夕陽が差し込む杉林に、この旅初めて山中にてテントを立てて1日目が暮れた。
初日から大峯奥駈道の険しさを味わうことになった。

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