日記

瀬戸内横断
2018.05.27

約40日ぶりに中国地方に戻る日が来た。四国に来たときはしまなみ海道を歩いてきたが、出るときはシーカヤックに乗り込んで、自分で漕いで瀬戸内海を渡ることになる。ルートは3年前に岡山県から渡ってきた時の逆コースとなる。

香川県坂出市の瀬戸大橋の袂にある海岸にて、百名山の時から海峡横断をサポートしていただいているバタフライカヤックスの方と友人夫婦と合流した。
これまでは一人で海峡横断をしてきたが、今回初めてバタフライカヤックスの方と友人の3人で岡山県倉敷市児島の海岸を目指すことにした。
事前に僕から提案したところ是非とも!と返答をいただき実現することになった。

9時過ぎに香川県を出発、最初から緊張の本線航路横断となった。大型船や小型船の動向に注意しながら一気に与島に向けて漕ぎ出す。すると海上保安庁の巡回艇が近づいてきて、渡りきるのを見守ってくれた。ありがたい!

与島から先は、引き潮の時間となり、西から東へと流れる潮をいくつも横切った。3年前は小潮だったが今回は中潮で、前回よりも潮流が早く、場所によっては川のように流れていた。小さな島や橋脚の陰の巻き返し(エディという)の流れをうまく利用しながら、そして適度に休憩を挟みながら、最後の瀬戸を渡りきり、児島の海岸へと到着した。

前回よりも時間をかけ、友人たちと談笑しながらの2時間半の海峡横断となった。霞む空に刺さるようにそびえる瀬戸大橋の橋脚と、瀬戸内海の島々、そして遠くに見えた讃岐富士が印象的だった。
一緒に漕いだ友人たちと笑顔で握手を交わし、再び中国地方の山へ向けて歩き出した。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです