日記

久しぶりのシグナル
2018.05.17

前回の休養からすでに10日が過ぎていた。
いつものように起きて、シャワーを浴びて目を覚ます。外はすでにサンサンと太陽が強い日差しを出していた。
鍋焼きラーメンやゆるキャラグランプリで1位になったしんじょう君(町を流れる新荘川とカワウソがモチーフ)が有名な須崎市(すさきし)から、久しぶりの大都市高知市を目指し歩きだした。
四万十川最終日から夏のような暑さが続き、その影響からか、体への負担が大きくなり、疲労の蓄積も大きくなっていた。

朝市の看板に誘われるように、駅方面へ…
毎週木曜日と日曜日にあるという朝市は昔は通りいっぱいにお店が並んでいたそうだが、今は高齢化の影響もあり、かなり少なくなったという。それでもかなり昔から続いている朝市、寂しくなったといいながら、朗らかなおばちゃんたちの笑顔が優しかった。
人通りよりもつばめやすずめの通りが多い駅前のベンチで、ゆったりと流れる時間を眺めた。今度どこかの町で、1日の流れを同じ場所から眺める日を作ろうと思った。城下町、ちょっと寂れているけど人の動きのある駅前など…。
少しだけ息抜きをして、日差しの下へと戻った。

1時間、2時間ともくもくと歩くが…途中の土佐市さえもなかなか近づいてこない。代わりにあくびばかりが出てしまう。おまけに昼時には食事をしながらウトウトしてしまう始末。あっ、こりゃ相当疲労がたまっているなぁ~と久しぶりの感覚に気づいた。
昨日までは力強く走るときもあったが、今日はふらりふらりと時速4キロのペースで進み続けた。
夕暮れの高知市内に入ると、帰宅する子供たちやサラリーマンの姿を路面電車を見かける。今の自分にとっては非日常…新鮮さを感じながら宿へ入った。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです