日記

1日2座
2018.02.22

鶴見岳といえば、一気登山と聞く。別府温泉の街中にも4月に毎年開催される一気登山のイベントのポスターが貼られていた。
海岸から一気に、国道など主要道路を横断せずに山頂まで登ることができる、日本で唯一の登山ルートらしい。標高差は1,375メートルで距離は12キロ、終盤は見上げるような鶴見岳の山頂への急登が続く。

スタート地点に着くと、大きな地図とコースタイムが書いてある。自分の持っている地図には山頂まで5時間とあるが、大きな看板には6時間半とある。しかし、新しい小さな看板には3時間50分とありどれが正しいかわからないが、山頂につけばわかると、スタートを切った。

一気登山の言葉に燃えてしまい、スタートから走る。川沿いを上り、川にかかる橋をいくつもくぐった。ロープウェイ乗り場からは本格的な登山道となった。どんどん鶴見岳が迫ってくる感じがあり、勾配はどんどん急になっていった。
さすがに、終盤は滝のように汗をかき、息を切らしながら樹林を抜けて、ロープウェイ山頂駅の上に出た。

山頂付近はロープウェイで上がってきた観光客が多数いた。険しい表情で山頂に立つと、開けた山頂からの景色は格別だった。
別府市民の人たちにとって鶴見岳は「別府のシンボル」という意味がわかった気がする。山頂からは別府温泉と別府湾が一望でき、後ろには由布岳が鎮座する。きっと麓の別府温泉のどこからでも鶴見岳は見えるのだろう。

スタートから3時間ほどで登頂し、山頂で休憩後に由布岳へと向かった。
この旅始まって初めての1日2座でなおかつ、総登高数は2,000メートルを超える。鶴見岳から由布岳の東登山口へとかけ下りて、休むことなく東峰に向けて登り返した。
下山中に地元の方が、由布岳は家のような存在であたたかく包み込んでくれると教えてくれた。

3度目となる由布岳は自分にどんなことを感じさせてくれるのかを胸に、再び見上げるような急登を登った。鶴見岳以上にヘロヘロになりながらも、3度目の正直となる山頂からの景色を見たい一心で登り続けた。
東峰の直下は、今までの東峰のイメージを覆すような岩峰で、西峰よりも険しいと思った。

由布岳もクッタクタになりながらの登頂となったが、念願の山頂からの展望を目にして、不思議と元気がわいてきた。
東峰から西峰へ、西峰に立つと、いちばん見たかった湯布院の町並みが見えた。すぐ足元に迫るような温泉地は、今立つ由布岳から様々な恩恵をきっと受けているのだろう。
いつもいちばん近くから、由布岳は湯布院を見守る存在だと思えた。
下山後は湯布院の共同浴場で、1日の疲れを癒した。


※鶴見岳山頂からの景色

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 この日記に書かれている場所はこの辺りです