日記

毛無山
2015.09.17

いつもの時間に起きると、予報通りの雨。しかし、予報よりも強く降っている。あまりの強さに、毛無山に登るか様子を見るか…登山を諦めて今いるふもとっぱらに停滞するか。
朝起きてから2時間ほど何度も外の様子を確認しながら葛藤を繰り返した。
停滞となると、明日は毛無山と七面山を1日で登ることになる。どちらの山も急登で特に七面山は登山口から1,500メートルもの標高差があるタフな山だ。
その2座を行く自信はなかった。

せっかく、ここまで1日の行程を抑えて、疲れを溜めないように努めてきた。南アルプスに入る前に体に負担がかかるスケジュールは避けたかったが、雨は無情にも強く降り続いた。
スケジュールも大切だが、リスクの高い登山はなるべく避けたい。その気持ちが、「登るぞ!!」という強い意思を濁らせた。

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時間単位の天気予報と雨雲レイダーの動きを何度も確認しながら、9時から11時頃までのわずかな時間に雨が弱まることがわかったので、意を決して準備を急いだ。
先程までののらりくらりしていた自分はそこにはいなかった。自分で作ってきたいいリズムを崩さないためにも、今日は踏ん張りどころだと自分に言い聞かせた。

9時に宿泊地を出発、予報通り雨は落ち着き、樹林帯の中は風もなく、少し蒸してはいたが、ペースを上げて登るのにはちょうどよかった。
1時間半ほどで山頂に到着した。富士山は見えなかったが、今日は景色を楽しむことよりも、しっかり登ることを意識した。
頑張ったからか山頂からかすかに眼下の朝霧高原が見えた。

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今から9年前まだ学生だったころ、現在所属しているアドベンチャーレースチームEASTWINDの一番最初のトレーニングが毛無山を含む朝霧高原などの富士山麓で行われた。それ以来の毛無山だったが、まだアドベンチャーレースのことを何も知らない頃のほろ苦い思い出が甦った。

あれから丸9年…あの頃の僕は目標や夢は描いていても、具体的な一年先の自分すらイメージできていなかった気がする。
ただ、最低でも10年はアドベンチャーレーサーとして、挑戦を続けるという強い意思はあった。
振り替えると、この9年で自分を取り巻く環境がかなり変わったこと、自分で変えてこれたことを感じる。
そんなことを考えながら、山頂から下山をした。

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12時に下山を終えると、予報通りにどしゃ降りとなった。朝から天気に翻弄したが、登山中は天気に助けられた。下山口から宿泊先の下部温泉までは9キロの舗装路歩きとなったが、どしゃ降りでも、心はほっとしていた。
自分に負けずに、登ったことで、リズムを維持することができた。

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