日記

帰ってきたぞ~!
2015.12.29

初めて入った超炭酸泉の極楽温泉を出発すると、真っ青な空の下にくっきりと高千穂峰が見えた。
朝からこれから登る山をはっきりと望むのもかなり久しぶりなことだ。
残りの山もあと2つ、今日で99座目となり、登頂後に霧島神宮へ下りれば、最後の鹿児島県に入る。
高千穂峰は実は去年も登っているが前回は高千穂河原からの往復だった。
宮崎県側から登るのはもちろん初めて、標高差は1,200メートルほど、距離は5キロもある。
事実上、この旅最後の本格的な登山となる僕にとっては、長いくらいがちょうど良かった。

霧島東神社で挨拶をしてから、10時過ぎに登山口を出発した。
前半は杉林の中を進み、展望が開けた時に期待が高まる感じだ。
1時間程で標高は1,100メートルを超えると共に森林限界を抜けて、眼下に高原の町や御池等が見えた。
また、市房山など九州中央山地の山々も見えて、高まった期待通りの展望に、「おおおー!!」と自然と声がでた。

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さらにペースをあげて登っていくと、いびつな形に固まった大きな溶岩が現れテンションが上がり、そこから駆け登ると、初めて山頂まで見ることができ、「帰ってきたぞ~!!」と叫んだ♪
霧島連山の山にこだましていく…山頂にはたくさんの人の山も見えた。

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テンションが上がった時ほど、足元がおろそかになることは散々経験してきた。山の数が減っていくにしたがって、登山中の緊張感や注意力は一層と強くしてきた。しっかりと足場を確認しながら、2度目の高千穂峰山頂に着実に近づく。高くなる太陽の光が反射する鹿児島湾の向こうに桜島が見えた!
「さくらじまー!」
登山道を登るのもあと少し、感慨深くなりながら足元に自然と目線が落ちた。見上げるとカメラを構えた応援の人たちが「よーきさーん!」と叫んだ。
「おはようございまーす。ありがとうございます。」と返事をする。
岩から染み出たわずかな水をついばむ鳥の姿が盛り上がるテンションを少し沈めてくれた。

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さぁ山頂だあ!!と歩を進めると、すぐに山頂となりたくさんの応援の人たちに囲まれた。
皆さんの笑顔がたまらなく良かった♪
2度目の高千穂峰山頂は九州で一番の賑わいとなった。

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桜島の御岳は60年前から登山禁止になっているので、山頂に立てるのは、ここが最後となる。
約2時間、山頂での時間を過ごした。
そして、懐かしい高千穂河原へ下山を開始した。
河原への下山は、韓国岳や新燃岳、大きな火口など霧島の大きなスケールに魅了されながら、30分程で下山を終えた。
河原でもたくさんの応援の人たちが無事の下山に拍手を送ってもらった。

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遅めの昼食をとり、霧島神宮へ抜ける旧参道の山道へ霧島神宮の裏手から本殿に出ると、すっかり雰囲気は新年を迎えるような感じだった。
霧島神宮を出たところにある霧島温泉の足湯で、足の疲れを少しだけ労った。
99座目を無事に終えたことで、肩の荷が降りた感じが強かった。

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国分市まで気合を入れ直して走った。
スタートからここまで総距離は8,000キロを超えた。
よく歩いてきたものだ…
ゴールまで、あと150キロ、最後の最後まであと少し気を抜かずに歩こう。

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