日記

対照的な山
2015.09.14

前々日の宿泊地の関係で、今日は久しぶりに1日2座登ることになった。
午前中に三ツ峠山を、午後に御正体山を登る。
どちらも富士山の外輪山であり、古くから信仰の山としての歴史があるということを登ってみて知ったが、その他の部分では対照的な山だと思った。

この日も山梨県は晴れで天気は安定するとあったが、6時過ぎに宿を出発すると、すぐに見えるはずの三ツ峠山は分厚い雲に包まれてしまっていた。無論富士山も…

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8時過ぎに登山開始、杉林のつづら折りの急坂をガンガン登っていく。今日は、昨日腱引き師の先生に調整していただいたのもあり、体にしっかりと力が入った。
調子が良さそうだ。

参道でもある登山道には、古い石碑や祠、石像が並んでいた。
杉林を抜けると、目の前に見上げるようなどでかい一枚岩が現れた。地図を見ると屏風岩とあり、山頂まで続いているようだ。
よーくみるといたるところにボルトやハーケンなどの支点が岩に打ち込まれていて、クライミングの名所であることがわかった。実際にちょうど大学の山岳部の学生がクライミングのトレーニングに来ていた。

以前からアドベンチャーレーサーとしてもクライミングのトレーニングしなくちゃいけないと道具も揃えていたが…なかなか機会を作れず、今日に至っていた。
学生がクライミングシューズではなく、登山靴で登っていく姿を見て、自分はアドベンチャーレーサーだから、普段レースで使っている靴でトレーニングをした方がいいんだよな~と改めて感じた。

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今日が三ツ峠山だけなら、ちょっとトレーニングに参加させてもらうこともできたな~と思いながら、まずは木無山に向かった。三ツ峠は木無山、御巣鷹山、そして最高峰の開運山の3つの総称。ということで、標高の低い順で木無山、御巣鷹山、開運山の順でまわった。
木無山は道の分岐、御巣鷹山は電波搭だけと山頂の雰囲気は全くなく、少し肩を落とした。
最後の開運山は最高峰だけあって標識も立派で、山頂の雰囲気はしっかりとあった。また、平日にも関わらず、想像以上の応援登山者がたくさんいて驚いた。
皆さんからの大きな拍手が山頂に広がっていた。

山頂からのドデカイ富士山を期待したが、夏山で疲れた富士山は少しの間おやすみのようだった。
それでも、少しだけ待っていると、富士山の頭だけ見ることができた。
ありがとう富士山。
山頂でもう少し粘ったが、再び富士山が雲から顔を出してくれることはなかった。

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午後の御正体山もあったので、10時半に下山を始めた。再び屏風岩に来たとき、クライミングを楽しむ人がさらに増えていて、登る人を眺めているとやってみたくなってしまい、学生の「やってみますか?」の誘いに乗った。

何も持ってなかったので、ヘルメットやハーネスなどを借りて、クライミングのレベルは詳しくないが、どうやら5級(中級)程度のコースを登ることになった。気がつくと山頂にいた応援の方が集まっていて、緊張感が高まった。

初めての人には難しいと言われたように、最初のとりつきでかなり苦戦し、なんとか学生のアドバイスのもと一段乗り越えた時には、両腕がパンパンになってしまい、握力もなくなり、結局最後までは行けず、中断で断念した。
でも、自分勝手にやりきった感じはあり、今までにない寄り道に達成感が満ちた。

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学生にお礼を言ったあとは、遅れを取り戻すべくダッシュで駆け下り、そのままの勢いで御正体山を目指した。
御正体山の登山口は三ツ峠山とは対照的で、荒れた林道の先にあり、草に覆われていた。
10年ほど前に皇太子殿下も登られたことが、記念碑に記されていた。

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こちらも、登山道は参道となっていて、番号が印された地蔵様が順番通りに並んでいた。しかし、登山口から尾根に取りつくまでは沢沿いを進むため、いつの鉄砲水かわからないが、登山道は所々流され、地蔵様も流されて無くなっていた。深い針葉樹に囲まれ、さらに霧に包まれていたので、山頂が近づくにつれて薄暗くなっていった。

空腹をこらえながら山頂稜線に出て、山頂までは直ぐだと思っていたら予想以上にアップダウンが続き、まだかまだかと立ち止まらずに歩き続け、パッと樹林帯の中の明るいところに出ると、そこが山頂だった。三ツ峠山と一番対照的だったのは、登山口から山頂まで富士山を見えるような開けた場所がなく、山頂も樹林帯に見事に囲まれていた。
御正体山から展望は無かったが、2つの対照的な山に変化を感じて、楽しむことができた。
明日こそは、山頂からの富士山を!

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 この日記に書かれている場所はこの辺りです