日記

大岳山
2015.09.12

朝7時過ぎ、懐かしい御岳山に向けて出発した。
週末ということもあり、国道はたくさんの車が走り去っていく。
昨日奥多摩の山中で東京入りをして、今日の夕方には再び山梨へ戻っていく。
大岳山に登るのは実に5年ぶりとなる。
以前はトレーニングで登ることがほとんどだった。

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久しぶりの大岳山から見える富士山を楽しみにまずは御岳山までの急坂を登り始めた。いつ来てもなかなかやるな~と感心する舗装された参道には、600本を超える杉の大木が並んでいて、どれも樹齢は軽く数百年は超えている太さだ。
御岳山も最近では、パワースポットととしてたくさんの観光客が訪れるが、改まってパワースポットと呼ばなくても、この参道を歩くだけで、自然の力を感じずにはいられない。
日本にはパワースポットと呼ばれなくても、人々に日々力を与えている場所は無数にあると思う。実際、長い時間自然の側にいるとそう思えてくる。
山もその一つだろう。

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武蔵御嶽神社でご挨拶をしたあと、大岳山に向けて登り始めた。
道標に3.6キロとあり、記憶以上に距離があるのを感じた。トレーニングで来ていた時はずっと走っていたから、距離感が短くなっていたのだろう。
武蔵御嶽神社から40分ほどで山頂に到着した。
山頂についてビックリ!週末だったので、最近では一番たくさんの応援登山者が僕の到着を待っていた。
山頂からの富士山は見られなかったが、たくさんの笑顔と声援をいただくことができた。

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今日は下山後の舗装路が宿まで20キロだったので、山頂で少しだけゆっくりした。足や体調の心配をする声や握手を求める声、耳を傾けるだけでたくさんの言葉が山頂にあった。
最近は度重なる迂回や台風、スケジュールの遅れなどで、疲れきっていて笑顔になれないことが多かったが、久しぶりに山頂で自然に笑顔が出た気がする。

10時半に「ありがとうございました!」と応援の方々に挨拶し、鋸山経由で下山を開始した。
初めて下山するルートだったが、予想以上に奥多摩駅方面から登ってくる登山者が多く、半分くらいの人は登山の装備ではない状態で登っていた。
若い人も多く、奥多摩駅から大岳山、御岳山を経由して、御嶽駅に下りてくる人が多くなったと地元の人が教えてくれたが…意外と長く険しい行程に、登っていく人を心配そうに眺めてしまう自分がいた。

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観光地と山岳エリアに垣根が無いところは、特に観光地の延長と考えてしまいがちになると思う。
例えば、山を知らない人が山頂まで3キロと聞けば「あっすぐじゃん!」と思うが、実際はかなりの標高差と険しいルートでコースタイム3時間以上かかるなんていうことがほとんどだ。

ニュースで知ったが、先日富士山の夏山シーズンが終わった。今年の富士山での遭難件数は昨年とほぼ横ばいらしい、しかし、内訳のほとんどは世界遺産登録で増えた海外からの観光客と若い女性(山ガール)の登山者の遭難が大半を占めているとあった。

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今後遭難件数が増えていく可能性を考えて、今年から初めて富士山の5ルートの登山道のうち、3ルートでは冬期登山禁止になるそうだ。
こういう規制が今後増えないためにも適切な装備と知識をもって山や自然と接していきたいと思う。

お昼に奥多摩駅に到着して昼食を終え、宿泊先の小菅村に向けて走り出した。車やバイクが行き交う狭い道を走っていると、ここでもまたたくさんの人が声援を送ってくれた。
天気の回復とともにある歌が頭のなかで繰り返し流れた。
「明日はきっといい日になる♪」

 この日記に書かれている場所はこの辺りです