日記

お鈴様
2015.12.27

おはようございます!
一昨日、再び宮崎県に戻ってきてから、季節外れの温かさなのか、宮崎県は元々冬は温かいのか、日中は歩いていても汗ばむ気温だ。今日も朝晩は冷え込むが、日中は温かくなるとのこと尾鈴山へこれから向かう僕にとっては大変ありがたい。

尾鈴山に登るのは、もちろん今回が初めて。事前に山について調べてみると、名前の由来が面白いと思った。
「遥か昔、時々山から麓に下りてきて牧場に現れる白馬がいたそうだ。村人ははその馬を見ては誰の馬なのか不思議に思っていた。そんなある日、その馬に乗って山から下りてくるのが、山の神様だったことを知った。神様は麓の神社に度々訪れていたらしく、その時に白馬に乗ってきた。白馬には鈴がついていて、村人は『お鈴様』と呼んで親しんだという。」
と言う伝説があったことが由来とも言われているそうだ。
白馬に会えるか分からないが、山の名前の由来というものは実に様々だと思う。

尾鈴山へは木城町からの往復となり、登山前後は片道23キロのロードがある。まあまあタフな1日だ。
下山後はほとんど走れないと考えていたので、宿を出発してからすぐに走り始めた。
最初は調子も良かったが、登山口目前で、急に軽い頭痛と寒気がした。
疲れが出たのだろうと、すぐに薬を飲んだ。薬が効き始めるまでは、しばらく我慢の時間となった。

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尾鈴山へは主に2つの登山道があるが、今回は山頂まで最短距離となる急登コースを登る。
薬が効くまでは、急登好きの僕らしくない足取りだったが、効きはじめたらいつも通りに登れるようになった。
さすが急登コース、頑張れば頑張った分だけ、どんどん標高が上がり、登山道の「一合目」の看板が目安になりモチベーションも上がった。

1時間足らずで、山頂手前の展望所に着いた。尾鈴山はほとんど展望がない山と知られるが、限られた展望は特別感があり、登山する人に感動を与えてくれる。少し霞んでいたが、海まで見えた。
昔は海から帰ってくるときに高い山を目印にしたそうだが、尾鈴山もまた海に出る人たちの灯台となったようだ。

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景色を眺めていると、山頂からざわめく声が聞こえる。山頂直前の尾鈴神社でお礼と挨拶を伝えてから、林に囲まれた山頂に出た。
狭いスペースにたくさんの応援の方々が。皆さんの笑顔で少し疲れた表情の僕も自然と笑顔になった。
驚くことに、大人に混じって小さな子供が数人いた。聞くとまだ4才や5才だという。僕はたまげてしまった!なぜなら、今自分が登ってきた急登を、まだ4才や5才の子供たちが登ってこれたという事実を直面して、スゴすぎて信じられなかった。たくさんの大人に囲まれて、少し恥ずかしそうだが笑顔が可愛かった。僕は自分の挑戦よりも、子供たちが成し遂げたことの方がスゴいチャレンジだと思った。

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山頂で、集まってくれた人たちと一緒に写真を撮って、下山を始めた。
下山は皆さんの笑顔で元気を充電できたおかげで、あっという間にかけ降りた。
僕にとっては、山頂で待つ人たちは時に灯台となる。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです